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ケーニグセグがル・マン「ハイパーカークラス」参戦に興味。ただしその際はジェスコの「1600馬力」エンジンを750馬力にまでデチューンする必要あり

2019/06/29

| 現在、各メーカーの発売するハイパーカーには差がありすぎる |

ケーニグセグ創始者、クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が「ル・マン24時間レースに新設される、ハイパーカークラスに興味がある」とコメント。

この「ハイパーカークラス」は現在のトップカテゴリ「LMP1」にかわって新設されるもので、現時点ではトヨタ(GRスーパースポーツ)、アストン・マーティン(ヴァルキリーAMR Pro)、そしてスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG004)が賛歌を表明していますね。

参加条件を守ると「大幅なパワーダウン」も

クリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏は今回Road & Trackのインタビューに答え、「ハイパーカークラスへの参戦に興味があるが、もっとルールについては吟味しなくてはならない」とコメント。

先週に公表されたFIAからの情報だと、「2年以上、そして20台」生産された公道走行可能なハイパーカーであれば参戦可能で、重量は最低1,100キロ、出力は750馬力、という制限。

ハイブリッドモデルも参加可能ですが、モーターの出力は270馬力以下にとどめること、とされています。

まだ参加を表明していないハイパーカーだとフェラーリSF90ストラダーレ、パガーニ・ウアイラ、マクラーレン・セナ、メルセデスAMG ONEあたりが存在するものの、現段階では参戦メーカーが少なく、盛り上がりにかける可能性も。

なお、ケーニグセグがこの「ハイパーカークラス」に参加するとなるとジェスコを使用することになりそうですが、ジェスコは最大1600馬力を発生するので、これを「750馬力にデチューン」する必要が出てきます。

なお、現在各社が発売している、もしくは発売を計画しているハイパーカーについては、価格も馬力も駆動方式も大きく差があり、これらを同じカテゴリで競わせるのはちょっと無理があるようにも。

様々な情報を見る限りでは「アストンマーティン・ヴァルキリー」が圧倒的な優位を発揮しそうであり、というのもこれは「公道よりもサーキットを重視したクルマで、日常性は二の次」だから。

逆にフェラーリSF90だと公道での走行を主な用途としており、日常性を併せ持つことが特徴。

よってそれらは生い立ちが全く異なることになり、これらを同じカテゴリで「無理やりイコールコンディションにして」戦わせるのはそれぞれの個性を削ることにもなり、これを懸念して「参加を見送る」メーカーも多いのかもしれません。

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