| 所要日数は4日間、費用は約50万円 |
さて、これまでにも「24工程もの段階を経るスペシャル洗車」「塗装のゆず肌を削って鏡面仕上げにする」「はがせる塗料でレクサスLFAをペイント」といった動画を公開してきたロンドンのカーディティーリング(洗車やポリッシュ、コーティングを行う)スペシャリスト「Topaz Detailing(トパーズ・ディティーリング)」。
今回はラ・フェラーリ・アペルタにプロテクションフィルムを貼ってゆく様子を動画にて公開しています。
今回、ここで美しいラ・フェラーリ・アペルタ、そしてその究極の技術を見てみましょう。
あまりに美しすぎるホワイト×ゴールド×ブラックのラ・フェラーリ・アペルタ
今回トパーズに持ち込まれたラ・フェラーリ・アペルタはこれまでに見たことがないカラーリング。
パールホワイト(ビアンコ・イタリア?)にマットゴールドのホイール、ブラックのピンストライプにアクセント。
なお、ブレーキキャリパーに「ブラック」を選択するあたり、そうとうな手練だと思います(通常、ついついレッドやイエローを選択するが、それではバランスが崩れる)。
なお、ぼくは「ホワイトとブラックとゴールド」という組み合わせが昔から大好きで、今思えばずいぶん昔に乗っていたフェアレディZ(Z32)もその組み合わせ。
プラチナホワイトパールのボディにゴールドのBBS LM、細かいパーツはブラックペイントという仕様だったことを思い出します(現在乗っているランボルギーニ・ウラカンは、ホワイトにゴールド、イエローの組み合わせ)。
ラ・フェラーリ・アペルタは世界限定210台という大変希少なクルマ。
ラ・フェラーリのクーペ版は500台作られているので、そのオープン版のラ・フェラーリ・アペルタはかなり少ない、ということになりますね(フェラーリはいつもオープンモデルを少なく作る)。
なお、ラ・フェラーリは本来499台、ラフェラーリ・アペルタは209台限定の予定であったものの、それぞれ「プラス一台」を製造し、フェラーリ自らオークションに出品した後、フェラーリは落札代金をチャリティーに充てています。
ラ・フェラーリ・アペルタの場合、その落札価格はなんと「10億8000万円」を記録し、このお金で多くの人が救われたということになりますが、これは「フェラーリにしかできない」社会貢献だと言えそうですね。
ラ・フェラーリ・アペルタにはこうやってプロテクションフィルムを貼ってゆく
そして早速トパーズはラ・フェラーリ・アペルタにプロテクションフィルムを施工。
これは「レベル4」ディティーリングだと紹介されていますが、トパーズのディティーリングには洗車とクリーニング(ホイールの内外、サスペンションまで)、インテリア、エンジンベイ、アンダーボディ)が含まれる、とのこと。
今回のラ・フェラーリだと要する日数は4日、そして価格は3,600ポンド(約50万円)だそうですが、正直言うと「この内容だと安すぎるんじゃないか・・・」とまで思えます。
まずはデータをもとに、こんな感じでフィルムをカット。
そして車体に貼ってゆきますが、貼ったあとの「カット」は一切ナシ。
つまりはボディが傷つく可能性が最小限になっている、ということですね。
複雑な面にもぴったりフィット。
スキージーでエアを抜き、フィルムをボディに密着させてゆきます。
パーツ単位で「ピッタリ」にカットされており、文字通り「塗装面を完全にカバー」するようですね。
フィルムは絶対に「地面」やタイヤ、エキゾーストパイプに触れさせずに作業を行います。
もちろん、フィルムに異物が付着するのを防ぐためですが、これはけっこう注意が必要な作業であり、従業員を徹底して教育している、ということになりますね。
コーナーは内側までフィルムを巻き込むため、フィルムを貼っているのが「わからない」ほど。
ぼくは「フィルムのエッジ」がかなり気になるほうですが、これだと安心ですね。
フロントウインドウの「フレーム」にもプロテクション。
エンジンカバー、エンジンベイもポリッシュ(さすがに熱の問題もあり、ここにはフィルムを貼れないとは思う)。
ボディ、そしてインテリアにあわせてゴールドのアクセントが入ります。
インテリアはこんな感じでホワイト×ブラック×ゴールド。
今まで見たラ・フェラーリの中で「もっとも美しい」インテリアだと思います。
シート素材はレザーのほか、メッシュも用いられているようですね。
ステッチ、そして跳ね馬の刺繍もゴールド。
こちらが美しいラ・フェラーリ・アペルタにプロテクションフィルムを貼ってゆく動画。
VIA: Topaz Detailing