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20年落ちのフェラーリ360モデナを購入→初年度の維持・カスタム費は248万円!「こんなにお金がかかることを知っていたら、手を出さなかった」

2020/05/11

| それでも結果的には”お金にかえることができない”満足感があるようだ |

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さて、ぼくがいつも楽しみにしているGQの連載企画、「29歳、フェラーリを買う」。

これはGQの編集部員(29歳)が実際に自分のお金でフェラーリ360モデナを購入し、日常使いや保管、維持・メンテナンスそしてトラブルについてコストとともにその内容を紹介するもの。

比較的「普通」のサラリーマンがフェラーリを購入・維持するとあって、等身大のレポートに共感を覚えます。

購入後1年でかかったコストは156万円

そして今回は、購入から1年経った時点での維持費やカスタムについての記事が公開されており、その内容について紹介したいと思います。

まず、購入したフェラーリ360モデナの内容は下記の通り。

・2000年モデル
・トランスミッションはF1マチック
・購入時の走行距離は2万2343km

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そして現在の状況について、走行したのは1年間で約5,000km。

その間の維持費は下記のように記載されています。

・車検整備/法定費用・・・約106万円
・税金・・・約76,000円
・ガソリン代・・・約150,000円
・修理代金・・・約110,000円
・自動車保険(任意)・・・約17万円
(合計)・・・156万円

これを見るとやはり車検にかかる整備費用が大半というかほとんどを占めていることがわかりますが、車検については別の記事にて紹介されており、内容を見るとタイミングベルトの交換等、現在問題がなくとも、将来に備えての予防的な整備を行った部分が多い模様。

ただ、スーパーカーは「もし壊れると」修理費用が相当に高くつくことになるので、”転ばぬ先の杖”が結果的にいちばんコストを低く抑えることができる手段なのだとは思います。

ちなみにこちらが車検整備一式の基本費用だそう。

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こちらはタイミングベルトの交換作業一式。

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そのほか、記事によると「フェラーリ360モデナの燃費はリッター5キロ」「1990年代の輸入車は修理に多額の費用(3ケタ万円)を要することも珍しくない」とのこと。

修理に多額の費用がかかることについては、「コンピューター制御」となったクルマはメカニズムが複雑であることについても触れ、そのため「自分で整備を行うことも”難しい”」というコメントも。

ちなみにクラシックフェラーリはどんどん値上がりの傾向があり、中古でフェラーリを購入し、しばらく乗って売却すると「売却益」が得られるのではと考えがちですが、GQによれば「維持費がそれなりにかかるので、”得”を期待して乗るのはやめたほうがいい」。

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さらに、「最新のフェラーリであれば保証制度が充実し故障が減ったのでガソリン代と税金以外の出費はほぼない」としており、1000万円前後の360モデナ、F355、F430を購入するのであれば、いっそのこと新車もしくは現行モデルの認定中古車を購入したほうがトータルのランニングコストが低くなるというディーラーからのアドバイスも紹介していて、たしかにこれは納得できる話であり、故障や維持費を心配しながら乗るよりは、その心配のない最新モデルを無理してでも購入し乗ったほうが精神衛生上も良さそうです。

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そして興味深いのは「もし事前に、これら高額なランニングコストの実際を知っていたら、絶対に(360モデナには)手を出さなかっただろう」と述べていること。

ただ、それでも「結果オーライ」としているので、やはりフェラーリには、お金では換算できないほどの満足感があるのだと思われます。

カスタム費用は92万円

絶対的に必要な点検・維持費用のほか、GQ)ではこのフェラーリ360モデナに投じたカスタム費用も紹介していて、それを見るに「タイヤ交換(ダンロップSP SPORT MAXX 050+)15万円」「オーディオインストール44万円」が大きなところですが、タイヤはひび割れのため、オーディオは純正CDプレーヤーから音が出なかったための投資だということなので、これもカスタムと言うよりは「必要なメンテナンス」に含めて良いのかも。

そのほかボディカバー、バッテリーコンディショナー、キーホルダー、サンシェード、ホイールセンターキャップ、エアバルブ、ボディコーティング等の購入や施工をあわせると92万円にも達するようですね。

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維持費と合計すると1年で248万円を投じたということになりますが、それでも内容としては十分に納得の行くものであったようで、「半年程度で手放そうかと考えていた」ものの、愛着が湧いてしまい、お金をかけながら乗り続けることになっている模様。

今後については、社外品が入っている足回りを純正に戻すことを考えているそうですが、こにれは「100万円ほど」のコストがかかると見積もっており、しかし今のところでは交換の必要に迫られているわけではなく、当面「見送り予定」とのこと。

ボクのウラカンの維持費はこれくらいかかった

なお、ぼくが5年間乗っていたウラカンですが、この維持費・カスタム費用は年別にざっとこんな感じ(ガソリン代は入っていない)。

トラブルは発生しておらず、主にはカスタムと消耗品の交換ばかりとなりますが、それを考えるとやはり今回のフェラーリ360モデナの「1年で248万円」はかなり大きいと思います(これが数年単位で続けば、本当に最新モデルのフェラーリを購入したほうが安上がりかも)。

・1年目・・・964,621円
・2年目・・・822,500円
・3年目・・・703,136円
・4年目・・・952,260円
・5年目・・・270,920円(途中で売ったので点検費用が入っていない)
(合計)3,713,437円

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VIA:GQ

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