| ハイブリッドといえどそのサウンドは素晴らしいのひとこと |
フェラーリはつい先日、「シャルル・ルクレールを起用し、ショートムービーを撮影する」と発表していますが、今回間を置かず、シャルル・ルクレールがフェラーリSF90ストラダーレにてモナコを走行する撮影風景を公開しています。
なお、今回のショートムービーは、1976年にフランスで製作された短編映画「C’était un rendez-vous」へのオマージュ。
この作品はクロード・ルルーシュ(Claude Lelouch)の監督にて撮影されたもので、8月の夏休みに入った早朝のパリをただただ爆走するというものですが、欧州ではけっこう知られた作品のようですね。
↓こちらが当時の「C’était un rendez-vous」。
https://www.youtube.com/watch?v=zbXyJPQzTeg「C’était un rendez-vous」現代版はモナコにて撮影
なお、今回のフェラーリ製ショートムービーは「C’était un rendez-vous」のオマージュといえど、パリではなくモナコで撮影。
おそらくは「現代において、パリを撮影のために封鎖して爆走する」のは不可能に近く、しかしそれができるのがモナコだったのかもしれません。
そしてフェラーリは、今回の撮影にあたり、なんとクロード・ルルーシュ監督(82歳で存命)を起用していますが、フェラーリが映画監督をプロモーション動画に起用するのはこれがはじめてではなく、過去には458イタリアの動画撮影時にも有名映画監督を起用したように記憶しています。
フェラーリが公式インスタグラムにて公開した一連の動画では、フェラーリSF90ストラダーレがモナコを激走する様子が収められていますが、もちろんシャルル・ルクレールにとってモナコはお手のもの。
こちらはカジノ・ド・モンテカルロ前にて、停止状態からフェラーリSF90ストラダーレがフル加速を行う動画。
勇ましいエキゾーストサウンドも聞くことができます。
こちらは激しいスキール音を立ててコーナーを駆け抜けるSF90ストラダーレ。
ドライブモードにもよると思われますが、4WDといえど「ドリフト志向」のセッティングを持っているようですね(フェラーリは488GTB以降、プロモーション動画でドリフトを見せるようになった。それまではきっちりグリップ走行)。
こちらはカメラを取り付けたSF90ストラダーレ含めて2台が登場。
フェラーリはこの動画を作成した目的として「コロナウイルスの驚異から徐々に通常の生活に戻りつつある中、ティフォジ、顧客、そしてサポーターに対して希望を与えるため」だとしています。
現在、SF90ストラダーレは生産が開始されていないと思われるため、今回走行している個体はプロトタイプもしくはプリプロダクションモデルだと思われますが、その走りはおそらく市販モデル同様。
フェラーリ初の(限定ではない)量産ハイブリッドモデル、しかも前輪をエレクトリックモーターで駆動する4WD、かつ1000馬力級という「初めてづくし」のクルマで、日本での販売価格は5340万円に設定されています。
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VIA:Ferrari - Instagram