| おそらくだが、納車(出荷)前の実走テストだと思われる |
さて、マラネロ(フェラーリの本社所在地)周辺を走行するフェラーリたちを捉えた動画が公開に。
この動画に登場するのはカモフラージュが施されたフェラーリF8トリブート、F8スパイダー、モンツァSP2、そしてローマ。
いずれの車種もすでに発売済みなので、今さらカモフラージュを施す意味は薄いように思われますが、もしかすると「生産し、顧客に納車するためのクルマのロードテスト」なのかもしれません。
スーパーカー、ハイパーカーでは実走行によるテストが常
なお先日はブガッティが「顧客に納車する車両のテスト内容」を公開していますが、それによると350キロもの距離を走行しながら各機能をチェックし、さらには空港で加速やブーレーキング性能をテストする、と述べています。
そしてもちろんその際にはクルマが傷つかないようにシートでクルマを覆い、テスト後はタイヤとホイール、アンダーカバーを新品へと交換し(というよりは、テスト時にはテスト用のこれらパーツを装着)、さらにオイル交換も行うとのこと(その後には入念な塗装チェックも行われる)。
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ランボルギーニもこういった「公道テスト」を行っていたと聞きますが(現在も行っているかは不明)、もしかするとフェラーリも同様のテストを行っているのかもしれませんね。
こちらのフェラーリ・モンツァSP2は深いメタリックレッドに「レッドのストライプとレッドのコブ」を持つようです。
メタリックレッド部は光の反射によって色味が変わっているように見え、高輝度塗装を用いている可能性も。※モンツァSP2の後ろにはローマが見える
なお、モンツァはSP1/SP2あわせて499台が製造され、いずれも顧客の要望に合わせたカスタムが施される、と言われます。
すでに納車報告も上がっており、今後は続々デリバリーが進むことになりそうですね。
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こちらはF8トリブート。
ピロティ・フェラーリ風のストライプ(イタリアっぽい)が入っています。
なお、車高が高いように見えますが、これは段差越え時等に、スイッチひとつでフロントを上げ下げできる「フロントリフティング」が作動しているためだと思われます。
横から見ると、フロントタイヤとホイールのクリアランスとが大きいことが確認可能。
そして車高が通常に戻るとこう。
こちらはF8スパイダー。
ブラックのボディにチタンカラーのホイール、そしてブレーキキャリパーやシートベルト、ホイールセンターキャップにはイエローをチョイスしているようですね。
参照:Varryx