| これはフェラーリから訴訟を起こされても文句は言えない |
オーストラリアのカーショップにて、フェラーリ360モデナのリムジンが販売中。
見ての通り「異常に長く」、そしてガルウイングドア装備、室内には照明とバーを装備しています。
なお、「いったい何メートルあるのか」気になったものの、販売サイトには改造前のフェラーリ360モデナのスペックしか記載されておらず、どれだけストレッチされているのかは不明です。
部分的に見ると普通のフェラーリ360モデナ
なお、こういった「パーツ単位」で見ると全く普通のフェラーリ360モデナ。
フェラーリ360モデナは1999年に登場しており、それまでのV8ミドシップフェラーリと共通性を持たない、「白紙から設計された」新世代フェラーリ。
ルカ・ディ・モンテゼーモロ社長の「フェラーリは快適で信頼性が高くなくてはならない」という信念のもと、フェラーリ初のアルミ製プラットフォームが与えられ、ボディシェルやサスペンションほかあらゆる部分で軽量性が追求されたほか、それまでのフェラーリに比較して”日常性”が重要視されています。
ボディサイズは先代であるF355に比較して10%大型化されるも、シャシー単体だと剛性は40%向上し、重量は28%軽量化。
豪華な室内やアダプティブダンパーの採用によって飛躍的に快適性が増し、ルーフも(これまでのモデルに比較して)高く設定されたために居住性も向上しています。※シート後方にはゴルフバッグも積むことが可能
搭載されるエンジンは3.6リッターV8、出力は400馬力、0-100km/h加速は4.2秒、最高速は295km/h”以上”。
トランスミッションには6速MTもしくはセミオートマチック(F1)が用意されています。
改造前のボディサイズは全長4,477ミリ、全幅1,922ミリ、全高1,214ミリ、そして車体重量は1,290kg。
ちなみにトランスミッションは「マニュアル」。
もともとの車体重量から倍くらいは重くなっていると思われ、発進するにもそうとうにエンジン回転数を上げねばエンストしそうで、正直運転は(その長さを抜きにしても)相当に難しいと思われます。
なお、もともとの(フェラーリ純正)トランスミッションだとクラッチ交換などで維持費がかかりすぎるのか(すぐにクラッチがすり減るのは間違いない)、スバル製MTへと換装されている、とのこと。
そしてこの長さ。
目算だと、中央部分は3.5メートルほどは延長されているようにも思えます。
長すぎて駐車する場所もなさそう。
サイド部には、一応「リアのエアインテークにつながる」デザインが再現されています。
ちなみに乗降は車体後部のガルウイングドアから。
室内はこんな感じ。
運転席/助手席とあわせたブラックレザーが用いられ、ヘッドレスト部には跳ね馬(プランシングホース)の刺繍も。
6人が乗れるだけのシートが用意されているようです。
オーディオやLED照明、モニター、バーカウンターも完備。
このフェラーリ360リムジンは現在走行65,000キロとのことなので「けっこう走っている」ということになりますね。
価格は399,999オーストラリアドルに設定されており、邦貨換算だと約3000万円。
なお、フェラーリのリムジンはこの個体だけではなく、ラスベガスでも目撃されています(一度売りに出されたこともある。こちらは通常の開き方をするドアを4枚持っている)。
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参照:ExoticLimo Melbourne, carsales