誰がそんなに買ってるの！？2020年11月、昨対でもっとも伸びたのはフェラーリの「2.6倍」！なお今年一番成長したブランドもフェラーリ

｜　やっぱりフェラーリのブランド価値は絶大だ　｜

さて、2020年11月の輸入車登録。

全体だと単月で前年比96.3％というところまで回復しており、なかなかの数字だと言えそう。

参考までに国産車だと前年比100％以上を達成しているものの、輸入車の場合は「現地で生産できなければ入荷もない」ということになり、海外の生産工場の状況に左右されるという事情があって、様々な条件が揃うまで正常化は難しいのかもしれません。

「昨年超え」はこのブランド

そんな中でも力強い伸びを示しているブランドも多く、ミニ（121％）、ジープ（127％）、プジョー（147％）、フィアット（136％）、シトロエン（135％）、ランドローバー（150％）、アバルト（107％）、アルファロメオ（144％）、フェラーリ（260％）、キャデラック（126％）、フォード（187％）、ダッジ（115％）、ロータス（261％）、アストンマーティン（106％）、ロールスロイス（162％）、シボレー（127％）、アルピナ（164％）が前年超え。

なお、この中でももっとも高い伸びを示しているのはフェラーリ（260％）で、1月～11月累計で最も高い伸びを示しているのもフェラーリ（125％）。

この価格帯でこれだけの伸びが見られるというのは驚きとしかいいようがありませんが、高い価値を持つブランドほど不況に強いと言われており、それを実際に証明したことになりそうです。

ただしフェラーリは「受注生産」

なお、フェラーリは100％が受注生産であり、そのため現在入ってきている車両はおおよそ7ヶ月～2年くらい前に受注した車両。

よって、たとえば他の国でキャンセルが出たからそれが日本に入って来ているというわけでもないと思われ、となると当初から今年は「日本への割り当て（アロケーション）が多かった」のかもしれません。

そして今後フェラーリ初のSUV「プロサングエ」が発売されれば、この数は倍増となる可能性もあり、アルファロメオやアバルト並みの台数が日本で登録されることになりそうですね。

2020年11月の輸入車登録台数はこうなっている

参照:日本自動車輸入組合