| 所有者は元レーシングドライバーにしてカーコレクター |
さて、元レーシングドライバー、ロジャー・ペンスキー氏が所有するフェラーリF12tdfが3月のメカム・オークションに登場予定。
ロジャー・ペンスキー氏は「チーム・ペンスキー」のほか、インディアナポリス・モータースピードウェイ、そして多数のレアカーコレクションを保有している、とのこと。
フェラーリF12tdfは今後値上がり必至の注目株
フェラーリF12tdfは2016年(発表は2015年)に799台のみの限定台数にて発売されており、「tdf」の名は1950年代から1960年代にかけて開催されていた伝統のレース「ツール・ド・フランス」にちなんだもの。
なお、このツール・ド・フランス=tdfという名称については、実際にこのレースにて優勝したメーカーのみに使用する権利が与えられたと言われ、当時フェラーリが走らせ栄冠を勝ち取ったのは「250GTO」ですが、このフェラーリF12tdfは各部に250GTへのオマージュとなるディティールが散りばめられることに。
ただしその特徴は外観のみではなく、やはり注目すべきはそのパフォーマンス。
搭載される6.3リッターV12エンジンは標準モデルの740馬力から780馬力にまで増強され、車体重量はなんとマイナス110kgのダイエットを達成しています。
このフェラーリF12tdfはオプション満載
このフェラーリF12tdfは「ロッソコルサにブラック内装」という最も人気が高い組み合わせのひとつを持っており、それに加えて54,913ドル(約570万円)のオプションが装着済み。
その金額の多くは内外装に装着されるカーボンパーツに割かれているとのことですが、その甲斐あってまさに「スペシャル」としかいいようのない仕上がりに。
この「スリット」そして給油口は当時のフェラーリ250GTOを連想させるものですね。
ホイールは20インチのダイヤモンドカット、そしてホイールボルトはチタン製。
ブレーキキャリパーはレッド、ディスクはもちろんカーボンセラミックです。
なお、ホイールセンターキャップはカーボン製ですね。
エンジンルーム内にも多くのカーボンファイバー製パーツが装着済み。
フェラーリF12tdfのインテリアはこうなっている
そしてこちらはフェラーリF12tdfの内装。
ブラックとレッドのアルカンターラをベースにしており、ステアリングホイールやセンターコンソールにはレッドのステッチ。
タコメーターはレッド、シートのセンター部分にはブラックのストライプが入ります。
こちらはF12tdfの付属品。
カーカバーに加え整備手帳、取扱説明書、スペアキーなどが見えますね。
フェラーリF12tdfは「自然吸気V12エンジンを積むハードコアフェラーリ」として人気が高く、おそらくそのうちに発表されるであろう812スーパーファストのハードコアモデルとともに「エレクトリック化される前の最後の世代」として永遠のコレクターズアイテムとなりそう。
実際のところ、新車価格は5230万円ながらも現在の相場は「1億円以上」という高値を維持しており、今回の個体についても(とくに人気の高いレッドなので)高値を記録することになるだろうと考えています。
合わせて読みたい、フェラーリF12tdf関連投稿
-
【競売】今まで見た中で一番格好良いフェラーリF12tdfが登場。淡いブルーにフレンチストライプ
| そのカラーリングにおけるセンスはピカイチ | 今まで見た中ではもっとも格好良いと思えるフェラーリF12tdfがオークションに登場予定。 淡いブルーのボディカラーにフレンチトリコロールを配した車で、 ...
続きを見る
-
左右シートは色違い!内外装ともにカスタム満載のフェラーリF12tdfが1億円で販売中
| フェラーリF12tdfの価格はなかなか下がらない | ドイツのエキゾチックカーディーラー、Hollman InternationalにてフェラーリF12 tdfが販売中。フェラーリF12 tdfは ...
続きを見る
-
今後値上がりしそうなフェラーリNo.1の「F12tdf」が中古市場に。珍しいマットブルー
| 初めて見る「マットブルー」のフェラーリF12tdf。走行わずか89キロ | マットブルーのフェラーリF12tdfが中古市場に登場。 2016年発売時の新車価格は5230万円ですが、その後あっという ...
続きを見る