フェラーリがイタリアにインスパイアされた新内装色シリーズ「11番目」、ヴェルデ・ノルチャを公開！黒トリュフと生ハムの産地をイメージ

｜　ついにこの「イタリア」シリーズも12色のうち11色までが登場　｜

全体的にはグリーン、レッド、ブラウン系が多いようだ

さて、フェラーリがインテリアカラーの新色として「ヴェルデ・ノルチャ（Verde Norcia）」を追加。

これは先般より紹介されている「イタリアにちなんだ12のニューカラー」のうち11番目で、このノルチャというのは黒トリュフとプロシュート（生ハム）の産地で知られるペルージャの自治体を指したものだと思われます。

フェラーリによると「中世の雰囲気を色濃く残す村の鮮やかな草原をイメージした」とのことですが、このフェラーリSF90スパイダーに採用されるボディカラーもまた珍しく、通常のオプションでは選べないカラーだと思います（フェラーリのボディカラーは意外とシックなものが多く、通常オプションだと、マクラーレンやランボルギーニとかぶるような、鮮やかなオレンジやパープル、グリーンを選べない）。

フェラーリの新内装色、ヴェルデ・ノルチャはこんな色味を持っている

そこでこのヴェルデ・ノルチャにつき、これが用いられるのはフロアやサイドシル、シートのアクセント等であり、シートそのもののカラーにはまた別の色が用いられているもよう。

もしかすると、このライトブラウンはノルチャの畑やレンガ造りの家を表現しているのかもしれません。

もしそうだとすると、「草原の中にある畑」「草原の中に建つ家」がこのインテリアにて再現されているということになり、なんとも壮大なドラマがここにある、とも捉えることが可能です。

ちなみにですが、これまでにもフェラーリはボローニャの街並みやリゾート地の海岸、ぶどうを搾ったあとの皮などをモチーフにした、なかなかほかでは見られないモチーフのカラーを提案しており、これらは「サーキット以外での」また別のフェラーリの一面ということになりそうですね。

そしてメーターパネル周辺にもライトブラウン、さらにはダッシュボードのステッチやステアリング・ホイールのステッチもヴェルデ・ノルチャ。

ステアリング・ホイール、センタートンネル等にはカーボン製パーツが使用されておらず、これはもちろんフェラーリが意図的に「モータースポーツとは切り離した」世界観を提示したいがためだと思われます。

そのほか、フェラーリはこんなカラーを紹介してきた

今回フェラーリが発表してきた「12の新しいインテリアカラー」も最終章に差し掛かり、ここで今までに発表された「イタリアシリーズ」を見てみたいと思いますが、こちらはまず最初に発表された「コモ湖畔のボルゴ・ディ・ベラッジオの華やかな雰囲気を彷彿とさせる、洗練された色調を持つヴェルデ・ベラッジオ」。

今回のヴェルデ・ノルチャとともに「グリーン系」です。

こちらはフェラーリ本社のあるボローニャの街並みをイメージした「ロッソ・ボローニャ」。

南イタリアの歴史的名称である「ルカニア地方」をイメージしたベージュ・ルカニア。

イタリア各地の豪華なヴィラ、そして宮殿の庭園からインスピレーションを得た「ヴェルデ・ヴェナリア」。

「ヴェネツィアの海に沈む太陽」をイメージしたロッソ・ジュデッカ。

けっこうベージュやブラウン、レッド系が充実しているようですね。

イタリアのトレンティーノ・アルト・アデイジェ州にある（山岳地域にある）街にインスパイアされた「グリージョ・コルヴァーラ」。

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参照：Ferrari