まさにエレガント仕様のフェラーリSF90ストラダーレ！外装ゴールド、内装にはヴィンテージレザー。最新スーパーカーでもこういった仕様が似合うのはさすがフェラーリ

｜　ミドシップフェラーリでこういった「レトロ」仕様はめずらしい　｜

近代フェラーリのデザインはアグレッシブさの中にもエレガントさが混在している

さて、フェラーリが最近頻繁に公開している「テーラーメイド」によってカスタムされた車両。

このテーラーメイドとは、通常のオプションの範囲を超えたパーソナリゼーションを行うプログラムで、これを活用すると独自のボディカラーや塗り分け、そして特殊な内装の素材やフィニッシュなどを実現することが可能となります。

フェラーリにはゴールドがよく似合う

そして今回公開されたのが「オロ・キアロ」なるボディカラーを持つフェラーリSF90ストラダーレ。

「オロ（Oro）」はイタリア語で”金”、「キアロ（Chiaro）」もイタリア語で”輝く、明るい”という意味を持っているので、このボディカラーは「明るく輝く金色」ということに。

実際のところ、そのカラー名にたがわぬ美しい色味を持っていますが、かつてのフェラーリは（1960年代～1970年代に）こういったゴールドを採用した例が多かったといい、このSF90ストラダーレもそういったフェラーリのヘリテージを意識した一台なのかもしれません。

なお、ホイールは（現代的なブラックではなく）トラディショナルなシルバー、ブレーキキャリパーはゴールドにペイントされているように見えますね。

このフェラーリSF90ストラダーレのインテリアは特別だった

このフェラーリSF90ストラダーレのこだわりはインテリアにおいてもぞんぶんに発揮され、ダッシュボードやピラー内張り、ドアインナーパネル、ステアリングホイールはブルー・スターリングのレザー仕上げ。

このブルースターリングは、ぼくが自分のフェラーリ296GTBのインテリアカラーに選んだひとつで、いくつかあるブルー系の中でも比較的発色が良いたぐいです。

ただ、このフェラーリSF90ストラダーレの内装における最大の見所は「ヴィンテージ調レザー」。

これはギアンダレザー（Ghianda leather）だと紹介されていますが、昔のソファに張られていたような質感を再現したもので、シワ、そしてマーブル調のフィニッシュによってその歴史が表現されたもの。

なお、ダッシュボードやシートには「コントラストステッチ」が採用されず、レザーカラー同色ステッチを選んでいて、これは当時一般的だった仕様を選んだためなんじゃないかと推測し知恵ます。

そしてインテリアのロワー部分、センタートンネルにはブルー（ネイビー）アルカンターラ。

航空機のスロットルレバーをイメージしたというギアセレクターのパネルにはブラシ仕上げがなされているように見えますが、この部分についてフェラーリは言及しておらず、よって詳細は不明です。

ちなみにですが、この部分はぼくが「もうちょっと高い質感を持っていてもいいんじゃないか」と思う部分でもあり、（通常のポリッシュもしくはクロームではなく）このブラシ仕様を選択すると、ちょっと高級感が増すように思います。

ちなみにこちらは標準仕様のクローム仕上げ。

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参照：Ferrari（Facebook）