見た目鮮やか！1956年のフェラーリ250ベルリネッタを内外装ともに再現した812GTSが公開。ホイールは当時を再現した珍しいポリッシュ

｜　フェラーリの歴史上、意外と「ブルー」は少なくない　｜

できれば今後、ブルーのフェラーリを流行らせたいものだが

さて、鮮やかなブルーが大好きなぼくにとって、諸手を挙げて歓迎したい仕様を持つフェラーリ812GTSが公開。

これはフェラーリが自社のパーソナリゼーションプログラム、テーラーメイドにて作り上げた個体を公式Facebookにて紹介しているものですが、そのボディカラーはブルー・フラグプラッツ（＝Blu Flugplatz。その存在は知っていたが、こうやって見るとかなり鮮やかに感じる）だと紹介されています。

そのイメージはフェラーリ250GT ベルリネッタから

フェラーリによると、この812GTSのインスパイア元は1956年にツール・ド・フランスを制した250GTベルリネッタだそうで、フレンチトリコロールを再現したリバリーがなんとも鮮やかにボディを彩っています。

なお、インスパイア元の250GTベルリネッタはこういったカラーを持っており、今回の812GTSは見事にこれを再現したということがわかりますね。

ちなみにこの812GTSのホイールは（フェラーリにしては）かなり珍しいポリッシュにて仕上げられていて、これも当時の250GTベルリネッタのホイールを意識したものだと解釈できそう。

インテリアも250GTベルリネッタを再現していた

そしてこのフェラーリ812GTSのインテリアもまたフェラーリ250GTベルリネッタを再現しており、ベージュにタンカラーという当時のままのコンビネーションを持っています。

ダッシュボードのトップやステアリングホイールのグリップとセンターはブラック（もしくはグレー）、そしてメーター周辺とシート、ダッシュボードのロワー部にはタンレザー、カーペットはベージュという組み合わせです。

助手席足元には消化器がセットされていますが、そのケースもエレガントなタンレザー。

ちなみにレザーは「コノリーレザー」だと紹介されていますが、かつてコノリーレザーはピニンファリーナの「指定サプライヤー」だったそうで、しかし今は自動車業界から撤退していると言われているため、今回の812GTSは「特別に」当時を再現すべくコノリーレザーを手配したのだと思われます。

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