| ポルシェ911の未来がどうなるのかは全くわからないが、こういった解釈もアリなのだろう |
電動化時代に向けて大きくそのデザインを変えるであろうことは間違いない
さて、3Dアーティスト、ニコラス・ヴィジェ氏が「ポルシェ911デザインコンセプト」なるレンダリングを作成。
これは未来のポルシェ911を表現したものですが、「クラシカルとモダン」とを融合させたといい、過去のポルシェの持つ要素を散りばめつつも新しいデザインの提案を行った作品となっています。
同士はそのデザインプロセスについても公開しており、ここで「ポルシェ911デザインコンセプト」がどんなクルマなのかを見てみましょう。
「ポルシェ911デザインコンセプト」はピュアエレクトリックスポーツ
このポルシェ911デザインコンセプトは「未来の911」を表現しているので、当然ながらピュアエレクトリックカーという想定。
ただし、このデザインに際してはレーシングカーまで含めたポルシェのヘリテージを研究しつくしています。
そしてニコラス・ヴィジェ氏はクラシカルとモダンとの融合を前提にデザインを形成してゆき、そこで考えたのがポルシェの持つ有機的なデザインと、近代の工業製品、そしてそのエレメントが持つ無機質さとの融合。
構造としては「交換可能な」バッテリーを核とし、有機的なデザインを持つボディ、そして広いグラスエリアを持つキャノピーが中心となっています。
930ターボの持つ特徴的なデザインに加え、最新のエアロダイナミクス、さらには近年のポルシェが持つ「クワッドLED」を限界まで簡素化したディティールが組み合わせられているようですね。
インテリアは非常にシンプルですが、グラスキャノピーの強度を担保するためにTバー、そして「タルガバー」をモチーフとした構造材が用いられ、座席後方にある「PORSCEH」文字の輝く四角いフタのようなものはポルシェ356のエンジンフードをイメージしたもの。
完成したポルシェ911 デザインコンセプトのデザインはこうなっている
そしてこちらが完成したポルシェ911デザインコンセプト。
たしかに911っぽいな・・・という印象も感じさせられますね。
車体の上半分はなめらかで有機的、しかし下半分は直線を多用した無機質なデザイン。
クワッドLED」ヘッドライトに加え、テールランプにはLEDライトバーを採用するなど現代のポルシェ911が持つ要素もふんだんに盛り込まれることに。
リアバンパー両端はミッションRのようなデザインですが、こうやって見ると過去と現在、未来を結びつけた”興味深い”作品であることがわかります。
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現時点では未来のポルシェ911がどんなクルマになるのかまったく想像がつかないものの、面白い解釈ではありますね。
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