
| しかしながら交換したエキゾーストシステムを「不正」と認識されギアを入れることができず「不動」に |
それでもECUのクラックにて状況の打破を目論むところは男前
米在住のユーチューバー、エミリア・ハートフォードさんが「全米での納車第一号」となる296GTBを早速分解し、ワンオフのカスタムマフラーをインストールするという動画を公開。
エミリア・ハートフォードさんは自身でもモータースポーツに参戦し、車両の整備もこなすというハード系スーパーカー女子ですが、このほかにもいくつかのフェラーリ、そしてシボレー・コルベットZO6を所有しており、いずれもけっこうなチューンが施されています。
なお、自動車メーカーとも縁が深く、新車発表前のイベントに招待されることもあり、彼の地では相当な知名度を誇るもよう。
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納車されたばかりのフェラーリ296GTBで早速ドリフト
そしてこちらは納車時の様子ですが、あいにくの雨模様。

しかし雨が降って路面がウエットということで喜び勇んで峠にでかけ・・・。

早速ドリフトして楽しむあたりはさすがとしかいいようがありません。

その後は自身の拠点にフェラーリ296GTBを持ち帰り、そのままカスタムエキゾーストシステムのインストールを行うことに。

そこでリアセクションを分解してゆくことになるものの、新型車、そして納車が始まったばかりということもあってディーラーにはまだサービスマニュアルが届いておらず、よって参照するものがなにもないまま、文字通り手探りでの分解となります。
フェラーリ296GTBの分解はけっこう力技だった
ひとまずはエンジンベイのカバーを外し・・・。

エンジンカバーを分解。※正確にはタービンカバー

296GTBのエンジンは3リッターV6ツインターボ、そしてバンク角は120度を採用し(見た感じ水平対向に近い)、そのバンク角の中に2つのタービンが収まっています。
動画ではその構造なども紹介してくれており、「タービンに入る前の排気音を室内に届ける構造」についても言及していますが、様々な構造について「これまでのフェラーリと全く異なる」とも。

さらにはリアバンパーも分解。

この取り付け方法についても、やはりほかのフェラーリとはずいぶん違いがあるようです。

さらには足回りや、リフトアップして車体の裏側についても解説してくれていて、多くのショップにとって参考になりそうな動画ですね。

純正エキゾーストシステムはもう再利用する予定がないのか、ハンマーでガンガン叩くなどして外してゆき・・・。

ここまでかかったのは約2時間。

とにかく細かいパーツを外すのには苦労するもよう。

そしてこちらが取り外したエキゾーストシステム。

一方でこちらが新しく装着するエキゾーストシステム。

これを自身で溶接して・・・。

取り付けるとこう。
バンテージが巻かれているものの、ハイブリッド関連ユニットやケーブルがあることを考えると、この改造はかなりリスキーだと言えるかもしれません。

せっかく取り付けたエキゾーストシステムにもかかわらず「痛恨のエラーメッセージ」
そして約17時間の作業ののちようやくエキゾーストシステムの取り付けが完了し、エンジンをスタートさせると「エンジンのパフォーマンスが制限される」というエラーメッセージ。

しかもギアがNからシフトできない状態となっており・・・。

リフトから移動させることも難しいというのが現状です。
どうやら、フェラーリは何らかの方法にて「純正エキゾーストシステム意外を検知する」センサーを装着しているようで、「非純正」と認識するとこういったロックが掛かってしまうようですね。

それでもエミリア・ハートフォードさんは「ECU解析にてこのロックを解除する」という意気込みを見せるなど頼もしい限り。
こういった男前なところが人気となってチャンネル登録者107万人を誇るのだと思います。
