| ボクにはこの1/10、いや1/100の価格のクルマでもここまで思いっきり踏み込めない |
それにしても、見れば見るほどこのデイトナSP3はとんでもないデザインを持っている
さて、その価格3億円を超えるハイパーカー、フェラーリ・デイトナSP3を芝生の上でドリフトさせるという信じられない動画が公開。
このデイトナSP3のボディカラーはロッソ・リバーノだと紹介されており、英国サフォーク州ヘールズワースにて開催されたヘブニンガム・コンクールでの一コマとしてこのドリフトが収録されています。
なお、世界ではこういった「草地」「舗装状態が良くない路面」にてスーパーカーを走らせるイベントがよく開催されていて、これまでにもフェラーリのみならず、ブガッティ・ヴェイロンやランボルギーニ・カウンタックがダートを走る動画が公開されていますね。
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ヘブニンガム・コンクールではこんなクルマが走っている
そこでこの動画を見てみるろ、このイベントには実に様々なクルマが集まっており、クラシックなポルシェ(シンガーDLS)やアストンマーティンに・・・。
ラフェラーリ・アペルタも。
そして駐車場所は日本のイベントでは考えられないようなロケーション。
このフェラーリ・デイトナSP3は「限られたコレクターにのみ」販売されるICONAシリーズ第三弾となりますが、このICONAシリーズの定義は「フェラーリの伝統と最新テクノロジーとを組み合わせた」クルマです(販売対象を絞るからこそ、割り切ったデザインや構造を採用できる)
デイトナSP3につき、フェラーリのモータースポーツの伝統を体現する330P3/4、350Can-Am、512Sなど過去のフェラーリのレーシングカーから影響を受けたデザインが与えられていますが、特筆すべきICONAシリーズの特徴(のひとつ)としては「特定のクルマへのオマージュではない」ことが挙げられます。
つまりは特定モデルの「復刻」ではなく、フェラーリのアイコニックな(ICONAとはアイコンの意味である)クルマから少しずつエッセンスを抽出し、それを現代の素材やテクノロジー、最新デザインと融合して作り上げられる「未来のクラシックカー」というわけですね。
フェラーリ・デイトナSP3に搭載されるエンジンは812コンペティツォーネに使用される6.5リッターV12を改良したF140HC型で、その出力は840馬力を誇り、これを車体ミッドに搭載し、ノンハイブリッドにて後輪のみを駆動します。
デイトナSP3の車体重量は1,485kg、パワーウエイトレシオは1.77、前後重量配分は44:56、ボディサイズは全長4,696ミリ、全幅2,050ミリ、全高は1,142ミリ、ホイールベースは2,651ミリ。
0−100km/h加速は2.86秒、200km/hまでは7.4秒、最高速は時速340キロ以上だとアナウンスされています。
フェラーリ・デイトナSP3がタイムアタックを走る
そしてこのイベントではタイムアタックが行われ、このデイトナSP3も競技に参加。
参加車の列に並んでスタートラインへ。
そこでスタートを待ち・・・。
いざスタート。
この狭い道をフルスロットルで飛び出しており、トラクションコントロールが作動する様子(小刻みにテールを振っている)もわかりますが、もちろんそのサウンドは必聴モノ。
道路が狭く、所々には木が生えていたりするので、ちょっとでもミスをすると大惨事につながることになりそうです。
私有地を抜けて公道を走りますが・・・。
デイトナSP3の車内からの映像はけっこうレアかもしれません。
段差ではフロントリフターを作動。
車外に設置したカメラからの映像も。
そのあとは会場に戻りますが、ちょっと雨が降って芝生が滑りやすくなっているところを・・・。
思いっきりドリフト。
「濡れた芝生」は非常によく滑ることで知られますが、おかげで比較的安全に、楽しくドリフトができたのかもしれませんね(サーキットやダートでドリフトするよりは速度域が低く、クルマへのダメージも小さい)。
フェラーリ・デイトナSP3がタイムアタックを行い、芝生の上でドリフトを行う動画はこちら
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参照:TFJJ