ラフェラーリ後継、新型ハイパーカーがはじめてプロダクションボディをまとい走行する姿が収められる。かなり特徴的なリアフェンダーを持つもよう【動画】

｜　もしかすると1970年の「512M」「512S」あたりがインスパイア元となるのかも　｜

実際にどうなるのかはまだまだ今後の情報を待つしかない

さて、フェラーリは今年に（少なくとも）3台の新型車を発表すると言われていますが、そのうちの一台と目されるのがコードネーム「F250」として知られるラフェラーリ後継のハイパーカー。

そしてこのハイパーカーについては過去に何度かプロトタイプが目撃されていますが、今回初めて「プロダクションボディ」と思われる完成度を誇る試作車がカメラに収められることに。

まだまだその詳細はわからないが

なお、このF250こと新型ハイパーカーについてはわからないことがまだ多く、そもそも搭載されるエンジンもV12なのかV8なのかV6なのかも明かされておらず、もちろん車体のデザインもどうなるのかナゾのまま。

ただし最近だと「V6エンジンを搭載し、ル・マン24時間レースの覇者である499Pに似たルックスを持つ」という説が濃厚となっています。

今回目撃されたプロトタイプを見るに、フロントフード中央にはエアを抜くためのダクトがあり、フロントフェンダーとリアフェンダーは（デイトナSP3のような丸みのある形状ではなく）ややエッジの張った形状を持っており、キャビンはティアドロップ型、そしてリアにはルーバーがあるもよう。※もちろんカモフラージュが厚いのでなんとも判断が難しい

ちなみにですが、この「後方に突き出したテールエンド」は1970年に発表されたフェラーリ512M、512Sが持っていたデザインでもあり、もしかするとフェラーリの新型ハイパーカーはこれらをオマージュ元として選んだのかもしれません（であれば、前後フェンダーのやや角ばったように見える形状の採用についても納得がゆく）。

こちらは512S。

1960年代の330P2や330P4、412Pといったレーシングカーとは全く異なるフェンダー形状を持つことがわかるかと思います。

さらにラフェラーリ後継ハイパーカーのナゾが深まる

さらに今回公開されたスパイ動画では以前からよく目撃されていたプロトタイプの姿も収められており、こちらと今回新たに目撃された試作車とが「同じF250」なのかどうかもちょっとナゾ。

一番上の画像の試作車とは似ているような似ていないような雰囲気ですが・・・。

リアウイングの有無が決定的な要素であり、しかしこちらはかなり初期段階のプロトタイプだと思われ、テールランプの位置、エキゾーストパイプの位置などにはある程度の共通性が見られるため、やはり同一モデル（F250）のプロトタイプなのかもしれません。

さらにはこんなクルマも走行中

そしてこちらは812スーパーファスト後継、コードネーム「F167」の試作車で、こちらも今まで見られたプロトタイプとは異なる偽装を持ち、この黒いカバーの下にはプロダクションボディが隠されているものと思われます。

やはり偽装が厚く実際のボディ形状については推測しかねるものの、テールパイプの位置は（ディフューザーのサイズを最大化するため）812コンペティツォーネ同様、リアタイヤの後ろに持ってこられているようですね。

そしてこの812GTSはかなり個性的なカラーリングを持っていて、グレーのボディにイエローとブラックのリバリー、そしてディフューザーにもイエローのハイライトという仕様。

このテスラ・モデルSには高電圧ステッカーが貼られ、フェラーリ本社から出入りしているので、フェラーリがピュアエレクトリックカーの開発に使用している車両なのだと思われます。

ラフェラーリ後継、新型ハイパーカー「最新の」状態を捉えた動画はこちら

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参照 / Photo：Varryx, Ferrari