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ラフェラーリ後継、新型ハイパーカーはこうなる?現在フェラーリのデザインは大きな変革期を迎え、「イコーナ」シリーズも存在する以上、レトロには行かないはずだ

ラフェラーリ後継、新型ハイパーカーはこうなる?現在フェラーリのデザインは大きな変革期を迎え、「イコーナ」シリーズも存在する以上、レトロには行かないはずだ

Image:uness_design

| ただしすべてが「未来」というわけではなく、ところどころにフェラーリの歴史へのオマージュが散りばめられるはずである |

いずれにせよ、ラフェラーリ後継ハイパーカーが「驚くべき存在」となるのは間違いないであろう

さて、フェラーリが今年発表を控えている新型車の中ではもっとも大きな注目を集めると思われる「ラフェラーリ後継ハイパーカー」。

コードネーム”F250”にて開発が進められているものの、そのデザイン、パワートレーンなどほとんどすべてがナゾのまま。

ただ、直近のスパイフォトでは「なんとなくシルエットとディティールがわかる」ようになっており、そこで今回独立系デザイナー、uness_designがスパイフォトをもとにした新型ハイパーカーの予想レンダリングを公開することに。

フェラーリの新型ハイパーカーの情報続々。前後にアクティブエアロを備え、フロントだとSダクトへの流量を調整し、リアだと大きくウイングが立ち上がるもよう
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フェラーリの新型ハイパーカーはこうなる?

画像を見ると、12チリンドリのフロント、そしてSF90 XX ストラダーレのディティールを取り入れたデザインを持つことがわかりますが、もちろんこれは「完全なる予想」なので実際にはどうなるのか全く不明。

この新型ハイパーカーについて、ヴィジョン・グランツーリスモやKC23で採用した「未来的な」路線となるのか、はたまたモンツァSP1 / SP2、デイトナSP3(つまりイコーナシリーズ)で採用する「レトロ」路線となるのかはわかっておらず、しかし最近のフェラーリはデザインにおいて大きな改革を行っていることもまた事実。

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現チーフデザイナー、フラビオ・マンゾーニ氏が就任して以来、1960-1970年代のクラシックレーシングカーにヒントを得たデザインを取り入れていることはよく知られていますが、それまでのフェラーリが「ラインアップ間で共通したデザインを持っていたこと」に対し、現在のフェラーリはラインアップ間でデザイン言語を変更するという試みが採用されていて、それは「それぞれのモデルのキャラクターにデザインをマッチさせるため」。

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たとえば12チリンドリは先代の812スーパーファストから大きく雰囲気が変わっていて、それは「812スーパーファストは、パフォーマンス / パワー面においてフェラーリのフラッグシップであったため、それらしい(パフォーマンスを感じさせる)デザインを採用する必要があった」ものの、今ではV12エンジンの出力をはるかに超える「(SF90ストラダーレ / SF90スパイダーのような)1,000馬力を発生するカタログモデルが存在するため、V12エンジン搭載モデルの立ち位置が変わったから」。

フェラーリ「12チリンドリでは、急進的で破壊的なデザイン手法を採りました。なぜならV12フロントエンジンモデルはいまやパフォーマンス面でのフラッグシップではないからです」
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さらにSF90 XX ストラダーレ / SF90 XX スパイダーでは、フェラーリ史上初となる「別体式リアウイング」を装着しての発売となっていて、ここ数年でフェラーリのデザインそのもの、そしてその根底にある思想が大きく異なってきていることもまた事実。

Ferrari-F250 (2)
uness_design

よって、今回のラフェラーリ後継モデルについても「これまでの周年記念限定モデルとは全く異なる考え方」が導入されると考えてよく、よって「これまでにはない」ような、見たことがないフェラーリになるのではと考えています。

ちなみにですが、フラビオ・マンゾーニ氏は1台のクルマの中に複数の要素をとり入れるのことを常としており、つまりは「特定のクルマのリバイバル」といったデザインを行わず、ひとつのクルマの中に現在と過去そして未来、さらにはフェラーリのアイコニックなレーシングカーの「いくつか」のディティールを反映させることを得意としていて、そのためこの新型ハイパーカーについても、「見ようによってはレトロ、しかし全体的な印象は未来」となるのかもしれません。※おそらく、レトロ路線はイコーナシリーズが担当するものと思われる

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参照:uness_design

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