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最近中古車高くないですか?ざっと中古車の相場を調べてみた

2017/01/27

最近、というかしばらく前から思っていたのですが、中古車高いですよね。
もちろん全ての中古車が高いわけではなく、しかし全体的に相場が上がっているようには思います。
これはおそらくですが、「新車が売れない」と言われた頃と中古車相場上昇の時期が一致していて、新車が高くて買う気がおきない→中古車にしよう、という雰囲気が出てきたためだ、とぼくは考えています。

そしてそうなるとさらに新車が売れない→メーカーからのノルマがきつい→ディーラーはとりあえず登録する→新古車が出てくる→消費者は新古車を買う、といったサイクルができてしまい、卵が先か鶏が先かという感じになるのではないでしょうか。

ぼくは定期的に特定中古車の価格を調べていますが、中古が高い車の代表はポルシェ・マカン。
ポルシェ・マカンの新車価格は685万円なのですが、ざっと中古車を見てみると、778万円、722万円、809万円、687万円、629万円、657万円(カーセンサーエッジ調べ)という感じ。
つまり、ほとんどが「新車価格以上」で売られているわけですね。
これはポルシェセンターでも同じで、正規ディーラーが「新車価格以上の」価格で販売している、というちょっと前では考えられないような現状です。

これには理由が二つあり、一つは「マカンの納車が追いつかないこと」。
そしてもう一つは「オプション価格が中古車価格に反映されていること」。
二番目に関しては、これもちょっと前まではあまりなかった傾向ですが、最近では「車両本体価格」よりも、「購入価格」に引っ張られて価格がつけられる傾向も(ただし反映されるのは人気オプションのみですが)。

国産車だとマツダCX−5の中古価格が高く、これはディーゼルの「XD」だと新車価格は2WDで新車価格277万円、4WDで300万円。
一方中古価格をざっと見てみると、4WDで275万円、285万円、265万円、285万円、284万円、308万円。
新車の車両本体価格からあまり乖離がなく(最大で25万円)、しかも新車よりも高価な中古車すら登録されています。
CX−5は納車が追いつかないということはなく、しかもモデル末期というか新型が登場するタイミングであるにもかかわらず、です。

それでも中古車を購入するメリットは「自動車取得税」ですが、これは中古車の場合は新車に比べるとその算出方法が異なるため割安に。
よって購入時の総額が「何万から何十万円か」安くなるのですが、中古ならではの車本体の割安さに加え、その(諸経費の割安な)金額のために人々は中古車を購入する、と言えます(新車でも手に入る車の場合)。

とりあえず新車が売れないので中古車も出てこない、でもちょっとでも安く買いたいのが人情、ということで「中古車に人気が集中」することになり、そのために中古車価格が上昇しているという現象もありますが、とにかく中古車が高いのが今の世の中。

加えて中古車の価格が高くても「通る」ようになったのは、自動車メーカーの保証期間が長くなったこと、壊れなくなったことから「中古で車を買っても大丈夫」という風潮が出来上がったこともあるかもしれません。

なおフェラーリは中古価格が安定していることで有名ですが、フェラーリ458(新車価格2830万円)ですが、これもカーセンサーでざっと価格を見てみると、2880万円、2680万円、2580万円、2890万円、2493万円、という感じ。
フェラーリは代が変わるとやや価格は落ちますが、現行だとたいていの場合は「新車価格より中古価格の方が高い」のが通常ですね。

ここでちょっとオチをつけないと、と思うのですがぼくの乗るBMW i3。
これは車両本体価格550万円くらい(レンジエクステンダー)なのですが、中古価格は327万円、348万円、308万円、318万円、348万円、といった感じ。
新車価格から40%くらい値下がりした状態で非常に残念ですが、一応は下げ止まっているようにも思います(この辺りが需要と供給が一致する価格らしい)。

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