え？パガーニがまたゾンダの新バリエーション追加？ゾンダLM-Rラグノが（レンダリングにて）公開

｜　もちろん非公式、デザインスタジオが独自にそのスペックを設定　｜

ただしスピードスター流行の今、実際に発売しても面白そうだ

さて、これまでにもいくつか秀逸なレンダリングを公開してきたLMM23デザインですが、今回は「もしパガーニがル・マン24時間レースに参戦していたら」という設定の”パガーニ・ゾンダLM-R Ragno”を公開。

もちろんこれはCGではあるものの、（あまりの出来栄えの良さに）とてもそうは見えず、一瞬「パガーニがゾンダの新型を発売したのか・・・」と思わせるほどの再現性を持っています。

「ゾンダ」はパガーニが1999年から2010年まで（公式に）販売していたクルマで、メルセデスAMG製のV12自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションに6速マニュアルを設定していたことが大きな特徴。

そして2011年には後継モデルの「ウアイラ」へと切り替わりますが、こちらのV12エンジンはターボ化され、トランスミッションにMTを選べなくなってしまった（7速シーケンシャルのみ）ことからゾンダが再評価されることになり、ハードコアなファンの要望に答える形でつい最近まで少量ながらも生産がなされています（ただ、オラチオ・パガーニ氏はが「いかに注文があったとしても、もうゾンダは新規に作らない」とコメントしている）。※おそらくはこれまでのオーナーに配慮し、希少性を維持するため

パガーニ・ゾンダLM-R ランゴはこんなクルマ

そしてこのゾンダLM-R ラグノですが、「ラグノ」とはイタリア語で「スパイダー」を意味します。

ただ、そのボディ形状はスパイダーを通り越して「スピードスター」のようであり、ウインドシールドが「レス」。

オープンコクピットのLMP2レーシングカー、もしくはそれよりもスパルタンな印象を持っていますね。

なお、このレンダリングを作成したLMM23デザインは、「ゾンダベースのスピードスターのレンダリングを作りたい」というアイデアを4年ほど前から持っていたといい、今回のゾンダLM-R ラグノは4年越しの夢が実現したということなのかもしれません。

ノーズは「F1」風、そしてフロント左右にはカナードが装着され、前後フェンダーはワイド化され、リアフェンダー手前にはDTMマシン風のエアインテークも。

シート後方にはロールバー、そしてエアを取り込むためのシュノーケルも設置されています。

ステアリングホイールはゾンダRと同じ、そしてホイールはウアイラ・トリコローレから流用したタービン風デザインを持ち、搭載されるエンジンは最高出力750ps、最大トルク575lb-ftを発揮する7.3リッターV12エンジン（LMバルケッタに搭載されたものと同じ）という設定です。

パガーニはそろそろニューモデルを発表する時期に

なお、このゾンダの後継である「ウアイラ」については予定生産台数をすべて販売しきっており、そろそろ後継モデルが登場するという時分。

実際にパガーニ創業者、オラチオ・パガーニ氏も後継モデルに言及しており、すでにかなり開発が進んでいることも匂わせています。

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参照：LMM23Design