| あいかわらずシェルビーGT500は過激なスタイリングを持っている |
マスタングは今でも日本での人気が高い
さて、フォードがマスタングにいくつかの追加バリエーションを投入。
フォードはすでに日本から撤退を行っているものの、撤退後もコンスタントに毎月数十台ペースで売れており、月によってはまだ日本にて正規展開を行っているキャデラックやシボレーとあまり変わらない台数を販売することも。
そして(日本における)フォードの販売のうち多くはマスタングが占めているものと思われますが、ここで今回の新しいマスタングのバリエーションを見てみましょう。
マスタング・シェルビーGT500ヘリテージ・エディションはこんなエクステリアを持っている
まずは1967年に発売されたオリジナルのシェルビーGT500へのオマージュとなる「マスタング・シェルビーGT500ヘリテージ・エディション」。
ボディカラーは「ブリタニーブルー」と表現されていますが、見たところ”ブルーっぽい”メタリックグレーのような色味を持っているもよう。
そしてストライプは「ウインブルドンホワイト」ですが、面白いのはこのストライプのフィニッシュが「2つ」あることで、ひとつはペイント仕上げ、もうひとつはラッピング仕上げ。
この「ペイント」「ラッピング」の2つを用意する理由は不明ですが、「ラッピング」のほうは「飽きたら剥がせる」という理由なのかもしれません。
なお、マスタングに「ペイント」仕上げのストライプが用意されるのは近年ではこのモデルが「初」だといい、もちろん塗装に手間がかかるので12,140ドル(130万円くらい)の追加コストがかかる、とのこと。
こういったペイント仕様のストライプはフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーでもオプション設定されており、最低でも100万円程度は必要だと言われるため、特段マスタングの「130万円くらい」が高価なわけではありませんが、マスタング・シェルビーGT500の車両本体価格が830万円くらいということを考慮するに、その(車両本体価格に占めるストライプのオプション価格の)比率は「かなり高い」ということになりそうです。
なお、画像を見ると「バンパーとボンネット」の境界線については、各パネルを巻き込むような形で途切れなくラインが続いているわけではなく、いったん境界線にてラインが「切られて」おり(パネルの端までラインが伸びてない)、これがラッピングであればまだ理解はできますが、もし「ペイント」でこの仕様であれば、「ちょっと払い甲斐がないなあ」とも思います。
マスタング・シェルビーGT500ヘリテージ・エディションはこんなインテリアを持っている
そしてこちらはマスタング・シェルビーGT500ヘリテージ・エディションのインテリア。
内装については多くが語られていないものの、ブラックをベースにホワイトのストライプが用いられているようですね。
ホワイトのストライプはドアインナーパネル、シート、アームレスト、そしてアルカンターラ巻きのステアリングホイールの12時位置に採用されており、さらにシートバックの「コブラ」の刺繍もホワイトです。
マスタング・シェルビーGT500には「コードオレンジ」が追加
そして2022年モデルから、マスタング・シェルビーGT500には「コードオレンジ」を選択できるように。
これはGT、F-150ラプター、新型ブロンコ・ラプターなどに採用される、フォード・パフォーマンス専用色になる、とのこと。
マスタング・コースタル・エディションも登場
GT500以外にも新しい仕様が追加され、それは「マスタング・コースタル・エディション」。
マスタング・エコブースト・プレミアムのファストバックそしてコンバーチブルをベースとしており、ブラックグリル、リアスポイラー、専用サイドストライプ、ブラックペイント+CNC加工が施される19インチアルミホイールの採用などによってエクステリアをグレードアップ。
インテリアでは、"Coastal Limited "と書かれたイルミネーション付きのシルプレートが採用され、助手席側のダッシュボードにも専用バッジが取り付けられている、とのこと。
ボディカラーはブリタニーブルー、サイバーオレンジ、ラピッドレッドの3色のみとなり、標準モデルにプラスして1,995ドルを支払うことでこの仕様へと変更できるとアナウンスされています。
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