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アウトモービリ・ピニンファリーナがついに日本でも展開を開始。バッティスタ、そしてB95を公開し「日本には豊かな自動車文化と、芸術性を評価できる顧客が存在する」

アウトモービリ・ピニンファリーナがついに日本でも展開を開始。バッティスタ、そしてB95を公開し「日本には豊かな自動車文化と、芸術性を評価できる顧客が存在する」

Image:Pinfarina

| たしかに日本はピニンファリーナに対して古くから親しんでおり、理解を示すことができる国である |

ただし日本に入ってくるピニンファリーナのハイパーカーは「ごく少数」

さて、アウトモービリ・ピニンファリーナが日本での展開を開始すると発表するとともに2台のピュアエレクトリックハイパーカーを公開。

一台はバッティスタ「チンクアンタチンクエ」、そしてもう一台はオープンモデルのB95となりますが、ピニンファリーナは「この導入により、ピニンファリーナは”ドリームカー”の約束を実現し続け、アジア地域における同社の存在感を強化し、他に類を見ないパーソナライズされた顧客体験を提供するとともに、すべての手作り車両がイタリアのカンビアーノにある同社のアトリエから日本に向けて出荷されることを保証します」とコメント。

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バッティスタ「チンクアンタチンクエ」はこんなハイパーカー

そして今回日本へと上陸した2台のうちの1台「チンクアンタチンクエ(Cinquantacinque)」は「55」を意味するイタリア語が固有の名称として与えられており、インスピレーション元は1955に製造された”ランチア フロリダ”。

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ボディカラーはブルー・サヴォイア、そこへランチア・フロリダを模したホワイト(ビアンコ セストリエレ)ルーフ、そしてホワイトのアクセントが用いられており、各部はブラッシュアルマイトを用いたジュエリー パックにて仕上げられ、いっそうクラシックな雰囲気を強調することに。

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インテリアに用いられるのは特注のマハゴニ(ポルトローナ・フラウ・ヘリテージレザー)。

なお、ピニンファリーナバッティスタはリマック・ネヴェーラの兄弟車ではあるものの、ジュエリーパック然り、こういったヘリテージレザー然り、ネヴェーラには(今のところ)見られないクラシカルな仕様が用意されていることが一つの排他性のあらわれでもあり、長い歴史を持つピニンファリーナらしいところでもありますね。

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ほかのバッティスタと同じく4つのエレクトリックモーターと120kWhサイズのリチウムイオンバッテリーパックを内蔵し、その出力は1,900馬力 / 2,340Nmを誇り、0−100km/h加速は1.86秒、0−200km/h加速は4,75秒という脅威の加速性能を誇る一方、最大で476kmという実用的な航続距離を備えています。

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なお現時点では「仮ナンバー」となっていますが・・・。

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様々な環境を走行する様子が公式画像として公開されており、「いよいよ日本にもやってきたか」という感じですね。

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このピニンファリーナ・バッティスタに遭遇した人たちはさぞかし驚いたことかと思います。

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ピニンファリーナB95はこんなハイパーカー

そしてこちらはもう一台の「B95」。

見ての通りのスピードスター(ピニンファリーナではバルケッタに分類)で、ピニンファリーナいわく「世界初の電動バルケッタ」。※バルケッタ(イタリア語で小舟の意味)とは小型のルーフレス、そして簡素なスポーツカーを指している

「B」とはバルケッタ、そして「95」とはピニンファリーナが2025年に95周年を迎えることに由来しており、10台のみが限定にて生産される予定です。

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やっぱりピニンファリーナはスゴいとしか言いようがない。あまりにオシャレでカッコいい電動スピードスター「B95」を7億円、限定10台にて発売
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なお、今回のB95の日本での公開は「アジア初」だそうで、これはピニンファリーナがアジア市場を重視していることにほかならず、同社は以下のようにコメントしています。

B95 は、世界初のピュアエレクトリックハイパー バルケッタとして日本ででデビューを飾ります。 このB95の導入は、アウトモービリ・ピニンファリーナが世界的な展開を拡大し、オーダーメイドのハイパーカーとエクスペリエンスを世界の厳選された顧客に提供するというコミットメントを示しています。 このB95は数量が厳しく制限され、非常に独占的なデザインとテクノロジーのショーケースです。 流れるようなオープントップのボディワーク、そのシンプルさは、精緻な技術的ディテールと対照を成し、純粋なエレクトリックパワーに支えられた、クラシックレーサーのドラマチックな新解釈を提供します。

アウトモービリ・ピニンファリーナのパオロ・デッラハ最高経営責任者(CEO)は今回の日本市場への参入につき、「アウトモビリ・ピニンファリーナの日本市場への参入は、アウトモビリ・ピニンファリーナが世界的な拠点を拡大し続ける中、エキサイティングなマイルストーンとなるでしょう。日本は豊かな自動車文化と、芸術性やパフォーマンスを高く評価する目の肥えた顧客を抱えることで知られています。私たちは、この日本の顧客層が、すべてのアウトモービリ ピニンファリーナのハイパーカーを、そして我々の持つ”オーナーの個性をユニークに表現するイタリアの職人技とエンジニアリングの専門知識”を高く評価してくれると確信しています」とコメントし、日本のマーケットに対する期待を示しています。

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参照:Pinfarina

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