今のランボルギーニからは想像できないような車も作っていた
ランボルギーニ・エスパーダをおなじみユーチューバー、Doug DeMuroが紹介。
前回に続き、今回の動画もドバイにて撮影されたもののようですね。
エスパーダは1968年登場の4シーターGTで、デザインはベルトーネ。
1967年に発表されたコンセプトカー「マルツァル」をモチーフとしています。
このサイズでV12エンジン搭載、4人乗り
ランボルギーニは現代でこそ「スーパースポーツ」のイメージが強い会社ではありますが、過去にはスーパーオフローダーの「LM002」、4000GTやハラマ、イスレロのような2+2、エスパーダのような4座モデルなど多彩なモデルをリリースしています。
このエスパーダはミウラやカウンタックと同じ4リッターV12エンジンを搭載しており、出力は350馬力、0-100キロ加速は6.6秒、最高速度は時速260キロ。
ボディサイズは全長4730ミリ、全幅1860ミリに対して全高わずか1185ミリ。
ほとんどウラカンと変わらないサイズ(ちょっと長く、ちょっと狭く、ちょっと高い)の中にV12エンジンと4人が乗れるパッケージングを押し込んでいるのは驚きですね。
なお「エスパーダ」はスペイン語で「剣」の意味。
モデルネームも剣をイメージしたデザインですね。
給油口はリアフェンダー上のルーバーを開けたところで。
これはランボルギーニ・ミウラ(こちらは前ですが)と同じような方法で、給油口を隠したかったこともわかります(やはりカウンタックも給油口が目立たない)。
フロント助手席には新幹線のような「フットレスト」が。
こちらがリヤシート。
リアのトランクスペースは結構広大。
かなり優れたレイアウトを持つ車だと言えそうです。
なおエスパーダはランボルギーニが倒産する1978年まで製造され、その後の後継モデルは登場せず。
ただし、その後に「エストーケ」が企画されるなど、「4座ランボルギーニ」としての魂は消えてはいない模様。
「エストーケ」もやはり「剣」を意味する言葉のようで、ランボルギーニとしてはこれをエスパーダの後継として位置付けているのかもしれません。
エストーケは「4ドア」となるのでボディ形状こそ異なるものの、ウルスの発売にまでたどり着いたランボルギーニが考える「次」は4ドアサルーンだと言われ、現実的にエスパーダが(エストーケとして)蘇る日が来ることを願うばかりです。
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それでは動画を見てみよう
こちがダグ・デムーロ氏がランボルギーニ・エスパーダを紹介し、実際に走らせてみた動画、The Lamborghini Espada Is the Weirdest Lamborghini Ever Made」。