| 見た瞬間、「マジかよ」と声が出た
リバティーウォークが東京オートサロンへと出品したランボルギーニ・ミウラ。
リバティーウォークは古くからランボルギーニのカスタムを手掛けており(有名になったのはフェラーリ458へオーバーフェンダーを装着したあたりからですが)、ランボルギーニと無縁ではないものの、「まさか希少なミウラを」カスタムしたというのはかなりの衝撃です。
さすがに多くの議論を呼んだ模様
今まではレンダリングの中だけであった「世紀末ミウラ」が現実になった(もしくはそれ以上)かのようなインパクトがありますが、ミウラをこんな感じにカスタムするのはさすがに黙っていられない人もいそう(現在、ミウラは1億円以上の相場)。
いくらリバティーウォークといえどもミウラをカスタムするのは勇気がいるだろうと思っていたところ、この車両はなんと「フォードGT40のレプリカ」。
そのレプリカをミウラ風に仕上げたということになりますが、これは「GT Developments」製の車体とのこと。
↓言われてみるとフォードGTっぽい
なおレプリカといえども実車と同じサイズやレイアウトを持っているはずで、フォードGT40のボディサイズは全長4293、全幅1778、全高1016ミリ。
一方ランボルギーニ・ミウラは全長4360、全幅1780、全高1050ミリで、両者におけるサイズは「非常に近い数字」となっています。
このレプリカに対しリバティーウォークはボディパネルのすべて(ルーフ、サイドシル、ドア含む)をミウラっぽいオリジナルへと入れ替え、かつ「イオタ」風の仕上げに。
もちろんオーバーフェンダーも装着され、このフェンダーによって拡大されるのは25センチ(片側12.5センチ)となっていて、そのため「異常に低く、広い」車に。
幅はおそらく2030ミリくらいとなるはずですが、およそ「ペッタンコ」のアヴェンタドールの全幅が2030ミリ、全高は1136ミリなので、「アヴェンタドールよりも10センチくらい低いのに、アヴェンタドールと同じ幅だということになりますね。
さらに「全高」についてはエアサスによって大きく落とされ、もしかすると1メートルを切っている可能性もあり、とにかく異様としかいいようのないスタイルに。
なおホイールは15インチで幅はフロント10J、リア12J(スペーサーは60ミリとのことですが、そこまで厚くなるとスペーサーというよりはハブ)。
インテリアはほぼGT40のレプリカそのままで、しかしアルカンタラ張りのMOMO製ステアリングホイールやイエローにペイントされたロールケージなどが追加に。
エンジンはレプリカのままなのでV8(本物のミウラはV12)。
ウェーバー製のツインチョークキャブレター、ウルフ製のカスタムエキゾーストマニフォールドを装着し、そしてサイレンサーは「なし」。
つまり公道走行はまず不可能、ということになりそうです。
なお東京オートサロン展示中にも何人かから購入の問い合わせがあったようで、オーナーはもう決まっているのかもしれませんね。
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