| 思ったのとちょっと違う |
Motor1がアレス・デザインのファクトリーを訪問し、「プロジェクト・パンサー」を紹介。
プロジェクト・パンサーは「デ・トマソ・パンテーラ」を現代に蘇らせた車であり、トゥーリング・スーパーレッジェーラが「ランチア・ストラトス」を復活させた”ニューストラトス”との相乗効果で大きな話題に。
意外と”流用”パーツが多い?
ベースとなるのはランボルギーニ・ウラカンで、パワートレーンや基本構造はウラカンのまま(よって登録上だと、この車はランボルギーニとなる)。
ただし内外装には大きく手が入り、特に外装は「ボディパネル総とっかえ」。
サイドステップはウラカンのものを流用しているように見えたものの、これもオリジナルの形状へと入れ替えられているようですね。
それでも一部は「流用」パーツが見られ、たとえばフロントサイドウインカーはフェラーリからの流用っぽい感じ。
テールランプはおそらくシボレー・コルベットから。
少量生産車にとって樹脂パーツやランプ類を自社で製造することは非常に難しく、よって古来より「ほかメーカーからの流用」が主流な解決策として用いられていますが、過去には「ロータス・エスプリのテールランプはトヨタAE86から」「ランボルギーニ・ディアブロのヘッドライトは日産フェアレディZから」「アストンマーティンDB7のテールランプはマツダから」「マクラーレンF1のテールランプはバスから流用」といった例も。
現在ランボルギーニはVWアウディと同じグループに属しており、もちろんアウディからのパーツ流用(さすがに”まんま”は少ない)もあったりしますが、これはアレス・デザインのように「”自前で生産するのが難しい”という理由よりも、”わざわざ自前で作らなくとも、すでに品質の良いパーツが同じグループ内にある”」という理由からだと思われ、アレス・デザインの場合とは少し事情が異なる、と言えそうです。
それでは動画を見てみよう
こちらがアレス・デザインのファクトリー内にて、プロジェクト・パンサーを紹介する動画、「Ares Design Project Panther: a modern De Tomaso Pantera」。
ほかの製造中の車やワークショップの様子、代表のダニ・バハー氏も登場します。
https://www.youtube.com/watch?v=EWPYtvx96IA