| やはり教皇フランシスの名は強かった |
昨年より話題となっていた「ローマ教皇のためにワンオフで製作されたランボルギーニ・ウラカン」がついにオークションへとかけられ、予想の4600万円を大きく超える9438万円で落札。
当初よりチャリティーオークション目的での製造/寄付となり、結果として大成功であったと言えそうですね。
なお、オークションを開催したのはRM Sotheby's(まだ”リザルト”のページに反映されていない)。
ベースはウラカンの後輪駆動モデル
このランボルギーニ・ウラカンは後輪駆動の「ウラカンRWD」をベースにしており、バチカンの国旗をモチーフにボディカラーを「ビアンコ・モノセルス(ソリッド・ホワイト)」、アクセントを「ジアッロ・チベリーノ(イエロー)」としたもの。
オプションの「スタイルパッケージ」が装着されるほか、純正オプションでは選べないブラックのサイドステップが装着されたり、インテリアでも通常は選択できないステッチカラーが用いられていたり、とかなり特別感の強いモデル。
昨年の11月にフランシスコ教皇へと納車され。教皇のサインが入った状態で今回出品されたということになりますが、「教皇とのダブルネーム」だと過去に「エンツォ・フェラーリとローマ教皇ヨハネ・パウロ二世」とのコラボレーションも。
これはインド洋大津波の犠牲者援助のためにヨハネ・パウロ二世がフェラーリに注文したもので、本来は399台で生産が終了していたエンツォ・フェラーリの「幻の400台目」に。
さらにはヨハネ・パウロ二世からのメッセージも車体に入るなど、「非常に価値の高い」フェラーリだとして当時話題となっています。※フェラーリは同様に「500台目の」ラ・フェラーリを製造し、チャリティーオークションへと出品している
もちろん今回のランボルギーニ・ウラカン「教皇フランシス号」落札の収益金は全額寄付されることになり、70%はISISによって多大な被害を受けたイラクの都市へ、そして残り30%も三つに分けて各チャリティー団体へと送られる。とのこと。
ランボルギーニやフランシス教皇は「それぞれにしかできない」ことを結集させることで多額の資金を集め、これによって多くの人々を救うことになりますが、もっとこういった例が世界中で出てくればいいなあ、と思います。