| ゴールドが似合うクルマはそうそうない |
カナダのエキゾチックカーディーラー、エンパイア・オートがゴールドのアヴェンタドールSVロードスターを公開。
ボディカラーはマットゴールド(ラッピングではなくペイントとのこと。さすがにアヴェンタドールSVをオールペンするとは思えず、ランボルギーニによるカスタムペイントかも)、そしてホイールもゴールド。
「ゴールド×ゴールド」のランボルギーニ・アヴェンタドールだと先日クリス・ブラウン所有の個体が目撃されたばかりですが、そちらは「クロームゴールド」。
よって今回のアヴェンタドールSVとは「同じゴールドでも大きく印象が異なる」ことになりますが、ゴールドが似合う車もアヴェンタドールをおいて他にない、と思います(クルマの形状が派手すぎて”ゴールド”というカラーすら地味に見える)。
ホイールはADV.1製、エアロパーツはノヴィテック製
なおホイールはADV製の鍛造21インチ「ADV5.3トラックスペック CSシリーズ」。
エアロパーツはノヴィテック(NOVITEC)によるカーボンファイバー製とのこと。
面白いのはこの「マットゴールド」がステアリングホイールの一部やスイッチカバーにも用いられていることで、かなりな情熱がかけられた一台だと言えそうですね。
↓リアの「Lamborghini」文字もゴールド
ボディへの反射を見ると、マットと言うよりは「セミグロス(半つや消し)」といった感じ。
シートやインテリアのステッチ、刺繍もゴールド。
この部分も「ランボルギーニ純正のカスタムプログラム”アド・ペルソナム”を使用したものだと思われますが、そうでなければ「総張替え」したということになり、これまた「とんでもない手間と金額がかかっている」ということになりそう。
サイドステップ、リアディフューザーはカーボン製。
サイドステップのスリットは「ノヴィテック特有」のデザインですね。
ホイールはよく見るとセンターロックで、スポーク部とリム部との色味がやや異なる模様。
ピアスボルトもゴールドのように見えます(ホイールのデザインそのものは”エゴイスタ”風)。
ブレーキキャリパーは「ブラック」と控えめですが、外装に使用されるカラー数を抑えることで統一感を演出しているようですね。
なお、こちらがランボルギーニ・エゴイスタ。
2016年発表、当時デザイン主任であったワルター・デ・シルヴァの「個人的な嗜好」を反映させたワンオフモデルだとされていますが、このホイールデザインは独特で、今回のADVほかカスタムホイールメーカーに大きな影響を与えています。
通常、ホイール交換というのは「メーカー純正デザインに満足できない」としてアフターパーツメーカーが独自にデザインを行うものですが、ランボルギーニの場合は(エアロパーツ然り)メーカーによるデザインがアフターパーツに影響を与えてしまうという稀有なパターンですね。
ランボルギーニのコンセプトカー、「Lamborghini EGOISTA(2013)」