| ポルシェの「リアエンジン」レイアウトは加速に強みを見せる |
スイスの空港にて開催されたドラッグレースイベントの様子が動画にて公開。
動画を見ると数々のスーパーカー、ハイパフォーマンスかーが集まっており、ランボルギーニ・アヴェンタドールS、フォード・マスタング、ポルシェ911GT2RS、アウディRS6など、ゼロヨン最速クラスのクルマが顔を並べます。
アヴェンタドールSのローンチコントロールは4度目で動作エラー?
動画は主にアヴェンタドールSとポルシェ911GT2RSとの勝負を収録していますが、3本走って3本ともポルシェ911GT2RSが勝利することに。
アヴェンタドールSのスタートは悪くなく、絶妙のトラクションを発生させているように見えますが(4WDらしく、発進時に車体全体がぐっと沈んでいる)、それよりもやはりリアエンジンレイアウトを採用する911GT2RSのほうが強烈なダッシュを見せています。
馬力だけで考えるとアヴェンタドールSは740馬力、911GT2RSは600馬力となっていてアヴェンタドールSの方がずっと有利。
しかもアヴェンタドールSは4WD、911GT2RSは2WDなので駆動方式においても有利。
にもかかわらず911GT2RSのほうが速いということは、それらビハインドをひっくり返すくらい「RRの方が加速に有利」ということになりそうです。
たしかに同じくRRレイアウトを採用する911GT3、911GT3RSの0-100キロ加速タイム(GT3は3.4秒、GT3RSは3.2秒)は馬力に比較するとかなり速く、やはりリアエンジンのトラクションは加速に強みを発揮する、といえそう。
なお、以前にも「無敵の加速王」であるマクラーレン720Sに対し、途中まではリードを見せるという健闘を見せたのもポルシェ911ターボ。
911ターボはGT2RSやGT3とは異なって4WDではあるものの、やはりリアエンジンのメリットを活かした加速を見せたということに。
なお、アヴェンタドールSのローンチコントロールは4本目のレースで「使用できなく」なっていますが、これはクラッチを保護するために車両のコンピューターがなんらかの安全機構を働かせた可能性が大。
ローンチコントロールが登場し始めた頃、BMW M3ではローンチコントロールを使用すると保証が受けられなくなったり、ランボルギーニ・ガヤルドも「3本走ればクラッチがパー」になると言われていて、車両に大きな負担がかかることは間違いないようですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがポルシェ911GT2RSが圧倒的な速さを見せつける動画、「DRAG RACE! Porsche GT2 RS vs Lamborghini Aventador S!」。
こちらは別のイベントですが、なんとアウディRS3がランボルギーニ・アヴェンタドールとの勝負において、アウディRS3がアヴェンタドールとほぼ互角の走りを見せる動画、「AUDI RS3 vs LAMBORGHINI AVENTADOR」。