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【動画】限定わずか80台、レーシングカーの公道バージョン「ランボルギーニ・ディアブロGT」のサウンドコンピレーション

2019/03/12

日本人オーナーのディアブロGTも動画に登場

ユーチューバー、NM225氏がランボルギーニ・ディアブロGTのサウンドのみを集めた6分の動画を公開。

「ディアブロ」そのものは1990年から2001年まで生産されていますが、1998年にランボルギーニはアウディに買収されることになり、よってディアブロは「純粋なランボルギーニのクルマ」としては最後の世代、だと言われます。

ランボルギーニはアウディ傘下に入った後も純粋さを失ってはいない

ただ、ぼくはこれにちょっと異論があり、というのもまず、それまでにもランボルギーニはミムラン、クライスラー、メガテック、Vパワーなど6つのオーナーの手を経ているため(最初のオーナー、フェルッチョ・ランボルギーニ氏の手を離れてから親会社が次々変わっている)。

さらにクライスラー時代にはランボルギーニのデザインに対しても大きく関与されることになり、よってディアブロは当初ガンディーニが予定していたデザインとは大きく異なる姿で発売されることになって、この際にガンディーニはデザイナーとして自身の名を出すのをためらったほど。

加えて経営がアウディに移った後に登場したディアブロのフェイスリフトモデル「ディアブロ6.0」は、もともとのガンディーニ案に近いとされており、「アウディはランボルギーニのオリジナリティを重視した」とも考えられ、傘下に収めたからと行ってアウディに従わせたたわけではないのだ、と認識しています。

そしてそれ以降に登場したムルシエラゴ、アヴェンタドールともにエンジンやトランスミッションはもちろん、プラットフォームにも「アウディとの共通性はない」という事実を鑑みるに、アウディ傘下に入ったからといって「ランボルギーニらしさを失った」のではなく、「ランボルギーニは、アウディの豊富な資金を得て、やりたいことができるようになった」とも考えて良いのかもしれません。

ディアブロGTのベースはレーシングカー

よってぼくはディアブロの後の世代のクルマであっても、それらは「純粋なランボルギーニ」だと信じて疑わないわけですが、このディアブロGTもアウディ傘下となった後に発売されたモデルで、1999年に80台のみの限定として登場。

基本的にはディアブロのレース仕様車である「ディアブロGT2」を公道仕様へとコンバートしたという位置づけで、内容としてはハードそのもの。

エンジンは6リッターV12で575馬力を発生し、駆動輪は後輪のみ、0−100キロ加速は4.4秒というスペックを誇ります。

発売時は約3500万円という値付けであったものの、最近のオークションでは9000万円近くまで価格が高騰しており、今後もその価値は上がることはあっても下がることはなさそう。

動画はおそらくランボルギーニ50周年記念の際に行われたイタリアでのパレードの様子を収めたものですが、世界中から集まったディアブロGTが登場し、その勇姿を披露しています。

なお、日本から参加した車両も登場しており、ナンバープレートが「現地仕様」へと変更されていますね。

VIA:NM2255 Car HD Videos

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