| ある意味ではこれ以上に貴重な体験は無い |
さて、世界中を駆け巡ってスーパーカーやハイパーカーを紹介してくれるユーチューバー、スーパーカーブロンディさん。
今回はイタリアにて、なんとランボルギーニ・テルツォ・ミッレニオの紹介です。
ただし撮影中にトラブルがあって、なんと地元警察に違反切符を切られてしまい、「世界で初めて、そしておそらくは唯一の」テルツォ・ミッレニオで違反切符を切られた人物に。
ここで動画の内容を見てみましょう。
さっそくテルツォ・ミッレニオのレビューを開始するスーパーカーブロンディさん
まずはイタリア(おそらくボローニャ)の広場にて、ランボルギーニのコンセプトカー、テルツォ・ミッレニオのレビューを始めるスーパーカーブロンディさん。
ここまではいつもどおりですね。
そしてここからトラブル発生。
現地警察が「何やってるんだ。ここは駐車禁止だぞ。標識が読めないのか」と登場。
なお、ここにテルツォ・ミッレニオを停めたのは地元ランボルギーニのスタッフなので、スーパーカーブロンディさんは「法的に問題なし」と認識していたはずですが、イキナリ現れた警察に驚きを隠せない模様。
そして肝心なときにランボルギーニのスタッフはどこかへ消えてしまい、なんとか事情を説明することで「10分だけ」撮影の許可をもらったスーパーカーブロンディさん。
なお、この警察の登場はランボルギーニが仕掛けた「ドッキリ」だそう。
事情を知らないスーパーカーブロンディさんはさぞかし驚いたことと思われますが、地元警察もランボルギーニとは仲が良いらしく、こういった芝居を打ってくれるところは「さすがイタリア」ですね。※テルツォ・ミッレニオにはワイパーがないので違反切符を挟めない
ランボルギーニ・テルツォ・ミッレニオはこんなクルマ
ランボルギーニのコンセプトカー、テルツォ・ミッレニオは「ピュアエレクトリックカー」ではあるものの、ほかのエレクトリックハイパーカーと異なるのは「ボディ表皮そのものがバッテリー」ということ。
このボディパネルはマサチューセッツ工科大学(MIT)との共同開発となっていて、カーボンファイバーベースのパネルに”ナノ電荷を拡散させるナノ素材技術”を採用することで「全身バッテリー化」を実現(現在の技術ではまだ実装できず、実際には機能しないと思われる)。
ちなみに「パネルが破損すれば」その部分を即座に検出する”自己ヘルス・モニタリング”機能があるという設定です。
この特徴的なヘッドライトは、ランボルギーニの最新モデル「シアンFKP37」にも採用されていますね。
なお、車体のデザインはフィリッポ・ペリーニ氏の公認となる、ミッチャ・ボルカート氏。
エレクトリックモーターは「4つ」で、車輪それぞれに使用されると紹介されています。
インホイールモーター形式を採用していて、ホイールのカッパー部分は「モーター」のコイル部分をイメージしているのかも(走行時にはここが光る)。
なお、インホイールモーターによって車体の設計自由度が増した、とのこと。
車体の構造はアストンマーティン・ヴァルキリーのような、「フォーミュラカーのような骨格に、ボディを被せた」ような構造。
よって車体内部は風の通り道となっています。
フロントの牽引フックは立体的な六角形。
なお、テルツォ・ミッレニオはイタリア語で「第3の千年紀」という意味だそうで、ランボルギーニいわく、開発における4つの柱は「エネルギー、革新素材、パワートレイン&車両アーキテクチャ、サウンド&エモーション」。
こちらがその動画。
異国の地で警察官に囲まれるとは、さぞやスーパーカーブロンディさんも恐ろしかっただろうと思われます。
VIA: Supercar Blondie