| これでも公道走行が可能らしい |
さて、現在中等行脚中のユーチューバー、Shmee150氏がドバイのオートドロームにて「Zyrus LP1200」に試乗。
このZyrus(ザイルス)LP1200はランボルギーニ・ウラカンの(ワンメイクレース用)レーシングカー、「ウラカン・スーパートロフェオ」をチューンしたもので、エンジンはツインターボ化によって1,200馬力へ、エアロダイナミクス変更によってダウンフォースは1,200kgへ、そして車体重量は1,200kgへ。
つまりはパワーウェイトレシオ「1:1」ということになりますね。
Zyrus LP1200は36台限定で製造される予定
このZyrus LP1200はノルウェーの会社が製造したもので、生産予定台数は36台。
サーキット走行専用モデルが24台、公道走行モデルが12台製造される、としています。
見たところ、ルーフとドア以外のボディパネルはほぼオリジナルへと置き換えられている模様。
スーパートロフェオが持つもともとの形状を踏襲しているところもありますが、全体的にはデザインが改められ、やや丸みを帯びた形状を持つようです。
ウラカンはもともとレーシングカーの「ウラカン・スーパートロフェオ」「ウラカンGT3」と同時設計されており、そのため競技仕様へのコンバート、レース参戦時のパーツ交換が容易となるよう、外装パーツが比較的かんたんに入れ替えることができる構造を採用しています。
そのため、このZyrus LP1200のような{ボディパネル総入れ替え」といったカスタムが可能となるのでしょうね。
リアは完全にオリジナルデザイン。
テールランプの位置を見るに、テールはかなり延長されているようですね。
ちなみにタイヤレース用ではなく、公道用のピレリPゼロ・コルサ。
公道走行可能なように登録をするため、とのこと(ドバイではこれで登録できるのか・・・)。
フロントフードも入れ替えられ、ラジエターからの排熱を容易に。
1200馬力を発生するということで、発生する熱も相当なレベルだと思われます。
リアウイングは異常なまでに巨大。
さすが1,200キロのダウンフォースを発生するだけある、という感じです。
なお、この1,200キロがどんなものかということですが、たとえばメルセデスAMG Oneは700kg、マクラーレン・セナは800kg、そして究極のサーキットウェポンと言われるブラバムBT62で1,200キロ(ただしアストンマーティン・ヴァルキリーは破格の1,800kg)なので、そのサイズに見合うだけのダウンフォースを発生する、ということですね。
エキゾーストシステムはおそらくチタン。
放熱を考慮した金箔も見られます。
コクピットはこう。
外装同様、そのほとんどが入れ替えられることに。
相当にゴッツいロールケージが見えますが、これはスーパートロフェオの装備を生かしているものと思われます。
こちらがそのZyrus LP1200がオートドロームを走る動画。
オートドロームでは「ドライビングエクスペリエンス」なる体験走行プログラムがあり、ここではポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツ、フェラーリ458チャレンジ、マクラーレン650Sスプリント、ルノー・クリオ・カップなどのレーシングカーを借りて走行することができる、とのこと。
VIA:Shmee150