| レプリカ製作は褒められたものではないが、その技術は高く評価する |
先日紹介した、「どう見ても本物にしか見えない、ランボルギーニ・ガヤルドのレプリカ」を作った男。
ベースは三菱・エクリプス・スパイダーなのでエンジンはフロントのまま、そしてなんと「2人乗り」という、本物よりも高いユーティリティを持つクルマに仕上がっているのが特徴です。
とにかくその技術たるや驚愕のレベルにあり、ホントこのスキルをレプリカ製作ではなく別のことに活かしてほしいくらい。
ガヤルド・スパイダー完成後、次のプロジェクトへ
そしてこのユーチューバー、Wheelers Builders氏はガヤルド・スパイダーを完成させた後、なんとアヴェンタドールSVJのレプリカを作ると宣言し、まずはその動画第一弾を公開しています。
ちなみにこちらはガヤルド・スパイダー(4座)の完成状態を紹介する動画。
アヴェンタドールSVJのレプリカはこうやって作る
まず、Wheelers Builders氏はアヴェンタドールSVJのレプリカを作るにあたり、3Dモデルを作製。
それをいくつかのパーツに分解。
こうやって「輪切り」にするのは、CNC加工にてパーツを削り出す際に使用する「素材」の厚みが限られているためで、その厚みに従った「輪切り」設計としているため(あとで輪切りパーツをくっつける)。
そして輪切りにしたアヴェンタドールSVJを「立体」にて再現するため、フォームをCNCマシンで削ってゆきます。
削ってはカスを取り除き、また削るという作業。
けっこう時間がかかり、今回の14ピースを削り出すのには2週間を要したようですね。
そして先端部が完成!
まずはフロントの14ピースを並べるとこう。
これらをタッピングビスと接着剤とで張り合わせてゆきます。
とりあえず3分割状態まで完成。
3つのピースを合体させるとこう。
ただしこれを繰り返してボディを作るわけではなく、これはあくまでもボディパネルを作るための「型」。
たとえば、こちらはそうやって車体全体を削り出したテスラ・ロードスター(まさかこのレプリカを作るとは。ドライブトレーンはともかく、テスラよりも先に世の中に送り出せそうだ)。
表面を滑らかに均し、その後にFRPをこの型に被せ、樹脂で固めてパネルを作ることになります。
今回公開されている動画は「第一弾」ということですが、同時進行にてパイプフレーム等の製作も進行しており、今後公開されるであろう動画にて、その作業内容を見ることができそうですね。
なお、前回のガヤルド・スパイダーのレプリカ製作工程公開以後、相当数の問い合わせが入っているようで、レプリカ製造会社からスカウトが来たり、この「型」の購入希望も殺到することになるのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=cIVVxbKB5Fk&feature=emb_logo