| ファビオ・ランボルギーニは現在、フェルッチオ・ランボルギーニ博物館の館長を務める |
ただしアウトモビリ・ランボルギーニがこれを認めたわけではないと思う
さて、ランボルギーニはアヴェンタドールの最終モデル「LP780-4 Ultimae」を発表したところですが、今回はアフターパーツメーカー、Huber(フーバー)がアヴェンタドールのコンプリートカーである「Era(エラ)」を発表。
このフーバー・エラは21台のみが製造されるそうで(要アヴェンタドール持ち込み)、そのコンバージョン費用は30,000ユーロ(日本円で3,890,000円くらい)だとアナウンスされています。
ランボルギーニ創業者の甥、ファビオ・ランボルギーニが式典に登場
なお、今回このフーバー・エラが公開されたのは英国で、ピンポイントでいうとデビッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻が所有していた屋敷にて。
多数のランボルギーニオーナーが集まっているようですが、庭にはロケットやヘリコプターが置かれており、現在どういった使い方がなされているのか不明です。
そこでフーバー・エラのアンヴェールとなりますが・・・。
なんと登場したのはランボルギーニ創業者、フェルッチオ・ランボルギーニの甥、ファビオ・ランボルギーニ!
そしてヴェールを外し・・・。
登場したのがフーバー・エラ。
見たところフロントバンパーが交換され、ウイングレット、そして大きく突き出たスプリッターが装備されています。
リアセクションも入れ替えられ、「HUBER」と文字の入ったカーボン製エンドパーツが装着。
リアウイングは固定式で、左右エッジにはイタリアンカラーにてアクセントが入ります。
インテリアはほぼ変更がないようにも見えますね。
ファビオ・ランボルギーニはフェルッチオ・ランボルギーニ・ミュージアムの管理人
なお、このファビオ・ランボルギーニは現在フェルッチオ・ランボルギーニの管理人を努めているそうですが、現在イタリアには2つの「ランボルギーニ博物館」が存在します。
ひとつはランボルギーニ公式の「MUDETEC(ランボルギーニ・ミュージアム・オブ・テクノロジーズ)」、そしてもうひとつが上述の「 フェルッチオ・ランボルギーニ・ミュージアム 」。
このフェルッチオ・ランボルギーニ・ミュージアムは(自動車メーカーの)ランボルギーニ公式ではなく、ランボルギーニ創業者一族による運営となっていますが、現在のランボルギーニは、創業者とは資本的に関係のない企業です(会社自体は変わっていないが、経営者が完全に入れ替わった)。
自動車メーカーとしての「アウトモビリ・ランボルギーニ」は1963年にフェルッチオ・ランボルギーニによって設立されていますが、自身は1971年に同社の株式のうち51%を手放し(カウンタックの発売前)、1974年には残る49%も手放して「完全に」縁を切ることに。
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引退後はバラの栽培とワインの製造に情熱を傾けることになりますが(ワインは今でも生産され続け、購入が可能)、その後アウトモビリ・ランボルギーニはロセッティ、イタリア政府管理、ミムラン、クライスラー、メガテック、Vパワー、そして現在のアウディといった具合に親会社のもとを転々。
会社としてのランボルギーニそのものは58年の歴史を持つものの、フェルッチオ・ランボルギーニが携わっていたのはわずか11年ということになり、創業者によって経営された時代はかなり短かったという事実に驚かされます。
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ただ、ランボルギーニは「世界で最も設立の理由が明確な自動車メーカー」だと言われ、それはつまり「自身のフェラーリが壊れ、そのクレームをエンツォ・フェラーリのところへと言いに行ったら、”成金のトラクター野郎は家に帰ってトラクターでも作ってろ”と言われ、憤慨したフェルッチオ・ランボルギーニが、フェラーリに負けないクルマを作ろうと思った」というもの。※ただしフェイク説もアリ
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そういった有名な逸話もあってか、経営していた期間は短かったにもかかわらず、フェルッチオ・ランボルギーニは今でもランボルギーニのDNAの一部として扱われており、現在でもランボルギーニのサイトには「キーパーソン」としてコンテンツが掲載されています。
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