| ただし112台限定、価格は3億3000万円と言われている |
実際に発表されるまでは、それが「カウンタック」と認められるかどうかはわからない
さて、ランボルギーニが公式に「カウンタック」を蘇らせると発表。
今回、ヴェールに包まれたティーザー画像、そしてティーザー動画が公開されていますが、発表はモンタレー・カーウィークにて行われることになり、価格は250万ユーロ(約3億3000万円)程度、そして限定台数は112台だと言われます。
なお、このモデルは「カウンタックLPI800-4」と命名され、「I」はアステリオンLPI900-4に用いられたものと同じ記号であり、ハイブリッドシステムを指すことになりそうですね。
現在わかっていることは非常に少ない
現時点でこのカウンタックLPI800-4についてわかっていることは非常に少なく、しかし広く「シアンFKP37」をベースにすると言われており、しかしティーザー画像から判断できるシルエットだと、そのスタイリングはシアンから大きく変更されることになりそうです。
ランボルギーニは「今年がカウンタック発表の50周年記念」に該当することから広くプロモーションを行っており、これまでに公開されなかったようなカウンタックのストーリー、そしてカウンタックの開発に関わった重要人物のインタビュー等をシリーズ化して公開中。
そしてモンタレー・カーウィーク開催直前にそのピークを迎え、そこで「カウンタックLPI80-4」を発表するものと思われます。
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ランボルギーニ・シアンFLP37にはもともと「カウンタックの要素」が入っている
なお、シアンFKP37そのものにもカウンタックの要素が取り入れられており、フロントだとフード上の台形プラスライン、ルーフにも同じく台形のくぼみ、さらにはテールランプもカウンタックを意識した、と紹介されていますね(リアフェンダーのアーチ形状についてはもはや説明する必要がない)。
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ただしちょっとした疑問も
なお、このカウンタックLPI800-4についてはいくつかの疑問もあり、まずはその名称から推測するに「800馬力」ということ。
ベースとなるであろうシアンは819馬力を発生するため、「800馬力」というのは出力が抑えられるということを意味します。
V12ガソリンエンジンのみで過去最高の「800馬力」を発生するのではという見方もできますが、「I」が入っている以上はハイブリッドシステム含んでのトータル出力だと考えてよく、ここは発表を待たねばならないところ。
そして今回「カウンタック」という名前を復活させることについても「思い切ったな」とい印象があり、というのもランボルギーニは「その名称はそのモデル一代きり」という伝統を持ち、同じモデル名を後継モデル、他モデルに引き継がないため(アヴェンタドール・ミウラ”オマージュ”のような例はあるが)。
さらに、実際に発表されて「なんかカウンタックと違う・・・」ということになれば評判を下げることにもなりかねず、そういったリスクを踏んでの「カウンタック」というビッグネームの採用がかなり意外だと感じています。
ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4のティーザー動画はこちら
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参照:Lamborghini