| ただし動画再生による収益にて難なく修理ができるだろう |
不幸な事故ではあるが、被害は最小限に収まったようだ
さて、チャンネル登録者1061万人を誇るチューチューバー、ドゥーブル・ブラザース(Dobre Brothers)がランボルギーニ・ウラカンSTOをクラッシュさせてしまうという動画を公開。
内容としては、すでに使われていないであろう直線道路(ドラッグレース用のコースのようにも見える)にて思いっきり加速し、しかしブレーキングが間に合わずにフェンスに突っ込んでしまう、というものです。
つまりはクルマの性能に運転技術が追いつかなかったということになりますが、このチャンネル登録者数、そして動画の再生回数からするに、このまま動画が回り続ければ修理費用をすぐに回収できるものと思われ、彼らにとっては「高くない」事故なのかもしれませんね。
その事故はこうやって起こった
そこでこのランボルギーニ・ウラカンSTOの事故を見てみたいと思いますが、こんな感じで一直線の道路を加速するという試みを実施。
その後は思いっきりウラカンSTOで加速。
けっこうバンピーな路面ですが、グリップを失うことなく駆け抜けます。
そしてUターンを行い、スタート地点へと戻るのですが・・・。
ブレーキングポイントを誤ってしまい、そのままフェンスに突っ込んでしまいます。
ドアミラーが完全に吹っ飛んでしまうほどの衝撃ではありますが、意外なことにいずれのエアバッグも開いていないようで、エアバッグ展開の条件を満たさなかったのかもしれません。
ランボルギーニ・ウラカンSTOの修理費用は安くない
そしてクラッシュしたウラカンSTOはこんな感じでストップ。
すぐ左には階段があり、その左にはガードレールのようなものもあるので、それらにぶつからず、うまくフェンスに逃げて突っ込んだな、という印象も。
加えて仲間のフェラーリやマクラーレンがすぐ横に停められているので、それらに当たってしまう可能性もあったわけですが、最悪の事態は回避できたのかもしれませんね。
こちらが止まろうとして止まることができなかった地点。
意外かもしれませんが、「どのくらいのスピードを出したとき、どのくらいの距離で止まるのか」というのは簡単に把握できるものではなく、おそらくはそれなりに走り込んだ人しか体感的に理解できないかもしれません。
加えて、このドライバーは往路にて思いっきり速度を出したため、自身の感覚がスピードに慣れてしまい、復路では「体感よりもずっと実際の速度が出ていた」のだと思われ、それもまたブレーキが遅れたり制動距離が伸びた理由なのだと思われます。
ちなみにウラカンSTOのフロント周りには大量のカーボンパーツが使用されており、フロントフードやフェンダーは一体化した「コファンゴ」と呼ばれるレーシングカーのような構造を持っています。
つまるところ、通常のウラカンに比較して遥かに高額な修理費用が要求されるであろう、ということですね。
さらにフロントサスペンション、タイヤ/ホイールにもなんらかの被害が及んでいる可能性が高く、修理見積もりを見て「びっくり」となりそう。
そのあとはフェンスを持ち上げてウラカンSTOをバックさせますが、なんとか自力走行できそうな感じ。
しかしドゥーブル・ブラザースは念のため積車を呼んでウラカンSTOを載せて修理工場へと運び込むことに。
ウラカンSTOにとっては災難としかいいようがない出来事ですが、ヘルメットを装着せず半袖で運転しているので、もしフロントやサイドのガラスが割れるようなことがあれば大惨事になっていた可能性もあり、しかしドライバーにはなんらケガもなく、無事に済んだのは喜ぶべきことかもしれません。