ツインターボ化によって1,250馬力を発生するランボルギーニ・アヴェンタドールSVが登場！カーボンホイール装着にボディカラー変更にてリフレッシュ

｜　ランボルギーニのスーパーカーは自然吸気エンジン搭載のため出力的には見劣りがするが　｜

ただしアフターマーケットではV10エンジンを中心にツインターボ化が大人気

さて、「ツインターボ化」にて1,250馬力へとパワーアップされたランボルギーニ・アヴェンタドールSVが登場。

同じランボルギーニでも、ガヤルドやウラカンのV10エンジンをツインターボ化することで「1,000馬力」「1,500馬力」へとパワーアップするケースは珍しくないものの、アヴェンタドールのV12エンジンをツインターボ化する例はけっこう珍しいと思います。

なお、ランボルギーニ・ウラカン、そしてアヴェンタドールは「大排気量自然吸気」エンジンを積むことが大きな特徴となっていて、ウラカンに使用される5.2リッターV10エンジンは640馬力、アヴェンタドールに搭載される6.5リッターV12エンジンは最終版にて780馬力を発生するに至っています。

ただしライバルに比較すると数値的な見劣りも

これら640馬力、780馬力というのは一般的に見ると「常軌を逸した」出力ではあるものの、現在のスーパーカーにおいてはフェラーリ812コンペティツォーネが830馬力（V12）、フェラーリF8トリブートでは720馬力（3.9リッターツインターボ）、フェラーリSF90ストラダーレ / SF90スパイダー（3.9リッターV8ツインターボ＋ハイブリッド）では1,000馬力、フェラーリ296GTB / 296GTS（V6ターボ＋ハイブリッド）では830馬力、マクラーレン・アルトゥーラ（3リッターV6ターボ＋ハイブリッド）だと680馬力といったスペックを持っており、ランボルギーニのスーパースポーツが数値的にちょっと見劣りするのも事実かもしれません。

もちろんランボルギーニは次世代モデルではハイブリッドシステムを導入して大きく出力を上げてくると言われており、アヴェンタドール後継モデルでは1,000馬力オーバー、ウラカン後継モデルでは800馬力を超える出力を達成すると言われていますが、一部のオーナーは現行モデルをパワーアップさせることで最新のターボもしくはハイブリッドスポーツに対抗しようという向きも見られます。

そしてこのアヴェンタドールSVもそういった一台ということになりますが、アヴェンタドールSVは世界でわずか500台しか製造されていない希少モデルであり、そのうちの貴重な一台をカスタムするオーナーの心意気やよし、といったところです。

果たしてこのアヴェンタドールSV「ツインターボ」は1,250馬力を発生することとなっていますが、この数字はシャシーダイナモにて計測した結果得られたものだというので、4WDのロスを考慮するとエンジン単体では1,500馬力以上を発生している可能性が高く、つまりはノーマルの（750馬力の）2倍程度のパワーを絞り出しているということに。

チューニングの詳細については語られていないものの、ボディカラーはグレーへと変更され、そこにブラックとレッドのアクセントが用いられており、アヴェンタドールLP780-4ウルティメのような雰囲気も感じられます。

1,500馬力のアヴェンタドールに装着されるホイールは「カーボンファイバー製」

装着されるホイールはシュトラッセ製のCL5Rウルトラライト・カーボンシリーズと呼ばれるもので、フロントが20×9.5、リアが21×12.5というサイジング。

純正のセンターロックに対応し、ディスク面はサテンブラック、ロックナット（これはランボルギーニ純正品を使用しているものと思われる）はレッド。

一方でリム外周はカーボンファイバー製、そしてピアスボルトにもレッドが採用され、車体のアクセントにマッチしているように見えますね。

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