| もしかするとウラカン・ステラートは「いちばん運転が楽しい」ウラカンかもしれない |
ゆくゆく行われるであろうレヴエルトのタイムアタックについても期待したい
さて、ニュルブルクリンクはそのアンジュレーションやカーブの連続度合い、さらには長丁場ということから非常にクルマに負担がかかり、バランスが取れていないと良いタイムを出せないことから多くの自動車メーカーがクルマの様々な指標の評価に用いるサーキットとして知られます。
そしてここで速く走れるということは、すなわち世界の他のどのサーキットでも速く走ることができるということに等しく、よってスポーツカーメーカーとしてはニュルブルクリンクのラップタイムに大きな意義を見出しているわけですね。
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そして今回、ランボルギーニがニュルブルクリンクを借り切ってテストを行う
そして今回Youtubeに公開されたのが「ランボルギーニ・テスト・デイ」と題された動画で、これは文字通りランボルギーニがその日まるごとニュルブルクリンクを借り切ってテストを行う様子を収めたもの。
たびたび(他の自動車メーカー含め)こういった貸切イベントがあるとも報じられ、第三者をシャットアウトすることで外部の目を気にせず(新型車含めての)テストを行うことができ、かつ自社のクルマのペースでの走行ができるわけですが、特にランボルギーニの場合はほかメーカーのクルマと比較すると加速やブレーキングにおいて全く異なる挙動を示すことになるものと思われ、よって(ほかのクルマを気にせず、思う存分追い込んで)クルマに負荷をかけようとなるとこういった貸し切り以外にないのかもしれません。
そして動画のトップに登場するのはウラカン・ステラート。
これはまさかの「スーパーカー×オフローダー」というコンセプトを持つスポーツカーですが、通常のウラカンに比較して車高が高く(+44ミリ)、かつオフロード走行に適したタイヤを装着しています。
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動画を見ると、「滑るように」なめらかなドリフトを見せており、かつ「テールを振り出す」というレベルではなく、結構な距離を浅い角度でスライドしていることがわかります。
これは他のランボルギーニではまず見られない挙動であり、これはウラカン・ステラートならではの「ラリーモード」「オールテレインタイヤ」に起因するものと思われ、前者はラリーカーのようなスライドを許容し、後者は通常のウラカンに比較してアスファルト上でのグリップが(ハイパフォーマンスタイヤに比較して)低いためなのかもしれません。
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その次に登場するのはウルス・ペルフルマンテにウラカン・テクニカ。
同じウラカンであって「テクニカ」と「ステラート」とではまったく異なる動きを見せていることがわかり・・・。
これら2車を運転した感覚はまったく異なるものかもしれません。
そしてこちらはニューモデル、「ウルスPHEV」。
なお、今回のテストデイにおいては(絶好の機会にもかかわらず)ウラカン後継モデルは参加していないようですね。
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レヴエルトもV12サウンドを轟かせて走行中
その後登場するのがランボルギーニ・レヴエルト。
先般よりニュルブルクリンクにて走行する様子が捉えられている個体と同一かと思われます。
ただし、車両のあちこちには計測器が取り付けられており、今回の目的はタイムアタックではないようですね。
ただ、それでも他モデルとは明らかに異なる速さが画面越しにも伝わってくるように思われ、そしてかなり「ギリギリ」まで攻めているもよう。
路面が荒れているセクションでは車体がシェイクされるシーンも見受けられ、ニュルブルクリンクではメカニカルグリップが非常に重要であることがわかります。
ランボルギーニ・テスト・デイでの走行風景を収めた動画はこちら
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参照:CarSpyMedia