| ランボルギーニ・ウラカン・ステラートは本気でオフロードを走れるだけのポテンシャルを持っていた |
そしてこれがウラカン・ステラートの正しい使い方でもある
さて、ランボルギーニ・ウラカン・ステラートは1,499台のみが生産される限定スーパーカーではありますが、最大の特徴は「オフロードの走行を想定していること」。
実際のところウラカン・ステラートは高められた車高に加え悪路対応のタイヤを装着しているものの、現実的には悪路を走行するオーナーはいないと思われていて、しかし今回は文字通りこのウラカン・ステラートをオフロードへと持ち込んで思いっきり走行させるオーナーが登場しています(しかも納車直後)。
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「これから1時間以内に泥だらけになりますよ」
今回このウラカン・ステラートの納車を受けたのはユタ州ソルトレイクシティのオーナー。
ショールームにて自身のウラカン・ステラートと対面し・・・。
車両の説明を受けた後、さっそくウラカン・ステラートに乗り込んで・・・。
いざ出陣。
オーナー曰く「これからすぐにオフロードに持ち込むので、すぐに泥だらけになります」。
ディーラーから出て150キロほど走行し・・・。
やってきたのは自然あふれる公園のようなところ。
こういった公園が都市部から「すぐ」のところにあることもあり、アメリカではSUVの人気が高いのかもしれませんね。
まさか本当にウラカン・ステラートでオフロードを走るとは
パーク内に入ったところで思いっきりダートをドリフト走行していますが、ウラカン・ステラートには悪路走行用には低グリップ路面(つまりはオフロード用)走行のためのラリーモードが備わっており、車両を滑らせながらの走行も自由自在。
ランボルギーニはウラカン・ステラート発表時に「ラリーカーとスーパーカーとの要素を同居させた」とも語っており、こういった使い方こそがランボルギーニが(オーナーに)求めるものなのかもしれません。
なお、コンセプト段階のウラカン・ステラートにはルーフ上のシュノーケルが存在しなかったものの、製品版になるとこれが付与されており、ランボルギーニはその理由として「悪路走行時に新鮮なエアを吸い込むため」だと述べています。
たしかに低い位置に吸気口があるとダストを吸入してしまい、この(コンセプトモデルからの)変更は「ナイス」ということになりそうですね。
ランボルギーニはこのウラカン・ステラートを開発するに際して相当に走り込んだものと見え、上述の「シュノーケル追加」もそうですが、他の(同世代の)ウラカンには存在しない「グリル」が(フロントバンパー内に)見られるのもステラートのみの特徴。
もちろんこれもダスト含む異物を吸い込まないようにという配慮なのだと思われます。
さらに言うならば、ボディパーツの一部には「傷つきにくい塗装(プロテクト塗装)」がオプションにて用意されており、これもやはり実際に悪路を走って「必要」だとランボルギーニが判断したものだと考えてよく、そして実際にダート含むオフロードを走ることを想定したからこその装備だと考えていいのかも。
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このオーナーさんはおそらく何度かこの公園に来たことがあるものと思われ「ウラカン・ステラートが納車されたら、真っ先にここに来よう」と考えていたのでしょうね。
そしてなんと小川にザブンと入り・・・。
そのままぐんぐん渡ります(このクルマが”ノーマル”だとはほとんどの人が信じられないだろう)。
その後オーナーさんは「これはイケる」と判断したようで、今度は勢いをつけて小川に突入。
超ワイルド!
なお、ウラカンのオフロード版である「ウラカン・ステラート」が存在するということを知らない人も多いはずで、そういった人がこのクルマを見てびっくり、そして実際に悪路を走るのを見て二度びっくりなのかもしれません。
ランボルギーニ・ウラカン・ステラートで本当に悪路を走ってしまう動画はこちら
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参照:Ron