
| とにかくブルネイ王室は「ワゴン好き」であるが、その理由は明らかではない |
集めた台数よりも、そのカスタムの内容やかかった費用に驚かされる
さて、先日は「ブルネイ王室が注文したベントレーのワゴン(しかも一度に11台も同じクルマを注文している)を紹介しましたが、今回はなんと「ワゴンボディを持つランボルギーニLM002」。
ランボルギーニLM022はもともとピックアップトラックに近いボディ形状を持ち、しかし3台のみがワゴンボディへと改装され、そのうち(今回動画で紹介している)1台のみがランボルギーニによって認証されたのだそう。
ちなみにブルネイ王室は「ワゴン」ボディを好むようで、これまでにもフェラーリ含む様々なクルマの「ワゴンコンバージョン」を発注していることが知られています。
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ブルネイ王室の命によって特別に作られたベントレーのワゴンが存在した。なんと当時11台を1度に発注し、1台あたりの改装コストは新車価格の12倍【動画】
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このランボルギーニLM002「ワゴン」はスウェーデンのコレクターが所有
今回この希少なランボルギーニLM002「ワゴン」を紹介するのは我らがShmee150氏、そして同氏はいつものように「コレクターのガレージ拝見」コンテンツのひとつとしてこのクルマを紹介しているわけですね。
このランボルギーニLM002はカウンタック25thアニバーサリーと同じV12エンジンを搭載し、しかしその重量の重さ(約2.5トン)のせいで燃費が非常に悪く、リッターあたり「750メートル」だとも言われています。
そしてこの個体はワゴン化によってさらに500キロが追加されているので、その燃費は「考えるだけで恐ろしい」レベルなのかもしれませんね。
なお、このワゴンコンバージョンを担当したのは当時ビッザリーニの工場長を務めていたサルヴァトーレ・ディオマンテで、つまりはランボルギーニが自らコンバートしたわけではないものの、この1台に限ってランボルギーニが認証を与えています。
ブルネイ王室は7,000台ものカーコレクションを持つそうですが、そのほとんどはこういった「カスタムカー」であり、王室付の「自動車担当」は王室の希望を叶えてくれるコーチビルダーを探すのに一苦労であったのかもしれません(楽しそうな仕事だが、プレッシャーも大きそうだ)。
現在このランボルギーニLM002ワゴンの走行距離は約9,980kmだとされ、見ての通り程度は良好ではあるものの、そろそろタイヤを交換せねばならない時期に差し掛かっているのだそう。
ちなみにLM002の維持においてもっとも大変なのは「タイヤの手配」だといい、完全なる専用設計でありほかのタイヤとの互換性がないためにストックを見つけることが困難で、手に入ったとしても820万円ほどのコストが(4輪で)かかる、と紹介されています。
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ランボルギーニ初のSUV、「LM002」はどうやって誕生したのか?そのルーツは軍用車、そしてコピーとして訴えられたのち市販車へと転生するまでの物語【動画】
Hagerty / youtube | ランボルギーニはこのLM002に資金とリソースを投じたため、1978年に倒産の憂き目にあっている | それでも優れたアイデア、時代に先んじるパイオニア精神、何よ ...
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世界で3台しか存在しない「ランボルギーニLM002ワゴン」を紹介する動画はこちら
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参照:Shmee150