ノーマルのランボルギーニ・ウラカンLP610-4と800馬力にまでチューンされ、ドラッグレース用のタイヤを装着したダッジ・チャレンジャー・ヘルキャットとのゼロヨン加速勝負。
スペックだけを考えると勝負は決まっていそうですが、実際にスタートしてみると両者とも拮抗しており、ランボルギーニ・ウラカンがわずか0.3秒差で勝利。
なおゼロヨンにおいてこれほどスタートからゴールに至るまで拮抗することも珍しく、稀に見る名勝負だと思います。
こちらはウラカンとアヴェンタドール・ロードスターとの対決。
アヴェンタドール・ロードスターは余裕のオープン走行ですが、それでもウラカンに勝利するあたりはさすが、としか言いようがありません。
ヘネシーがチューンした750馬力のシボレー・カマロSSとノーマルのダッジ・チャレンジャー・ヘルキャットとの直線勝負。
シボレー・カマロSSは750馬力、ダッジ・チャレンジャー・ヘルキャットは707馬力を発生するアメリカンマッスルカーの代名詞。
なかカマロSSのチューニングメニューは多岐にわたっており、TVS2300スーパーチャージャー、ハイフロー触媒、フルエキゾースト・システム、シリンダーヘッドポートなど。
これらによって750馬力を達成しているわけですが、0-100キロ加速はなんと3.1秒。
その数値に偽りはないようで、ドラッグレースではチャレンジャー・ヘルキャットをあっという間に置き去りにしています。
馬力差はそう大きくはありませんが、重量についてはカマロSSが1671キロ、チャレンジャー・ヘルキャットが2027キロとかなりの差があり、これも大きく影響していると思われます。
動画ではカマロSSの猛烈な雄叫びを聞くことができますが、アメリカンマッスルの咆哮はいつ聞いても血沸き肉踊るものですね。
ドイツ製のスポーツカーとは全く異なる世界にあるマッスルカー。
ぼくはけっこうマッスルカーが好きなのですが、未だに所有する機会がありません(サイズを考えるとこの先もその機会は訪れないかもしれない)。
しかしながらアメリカ車には性能を超えた何かがあり、所有することで人生が変わったり豊かになったりするかもしれない、という夢を感じさせる何かがあると考えています。
現在のマッスルカーとしてはシボレー・カマロZ/28(7リッターV8、505馬力)とマスタング350R(5.2リッターV8、526馬力)が代表格だと思いますが、価格差は結構あり、マスタング350RのほうがカマロZ/28に比べて1万ドルほど安くなっています。
動画では両者が加速競争、そしてサーキットにてテスト走行を経ての対決を実現していますが、マスタングのほうが刺激が強いようですね。
たしかにエキゾーストサウンドを聞いてもマスタングは血沸き肉踊る、という表現がぴったりのように思います。
なおマスタング350Rには量産車初のカーボンホイールがオプション設定されることもトピックですが、一般的なアルミホイールに比べて約半分の重量。
価格は200万円超だったと記憶していますが、魅力的な選択肢ではありますね。
関連投稿:フォードがシェルビーGT350マスタング用カーボンホイールを公開
ダッジ・チャージャー/チャレンジャーSRTヘルキャットは6.2Lスーパーチャージャー付きエンジンを備えて717馬力を発生するアメリカン・マッスルカー。
しかしながらその価格は60000ドルとかなり安く、これはランボルギーニ・ウラカンの1/4以下(ウラカンはここから更に200000ドル高い)。
一方でランボルギーニ・ウラカンは5.2LV10、610馬力を四輪で駆動する現在屈指のハイパフォーマンスカー。
この二台が加速競争を行う動画が公開されていますが、チャレンジャーSRTヘルキャットの速いのなんの。
あっさりとウラカンを引き離しており、加速勝負だけなら日産GT-Rにも勝つんじゃないかという勢い。
念の為に何本か競争を行っていますがウラカンはこれに勝つことはできずに見せ場のない状態です(カタログ値ではSRTヘルキャットの0-100キロ加速は3.6秒、ウラカンは3.2秒ですが、ウラカンは複数のテストにてカタログ値よりも速いことが実証されているので、SRTヘルキャットがかなりカタログ値よりも速いということになる)。
なおチャージャー/チャレンジャーSRTヘルキャットはアメリカでは大人気で生産が追いつかず、生産数を2倍にするとのこと。
日本ではランボルギーニ大阪さんの経営母体である光岡自動車が輸入を行っていますね。
なおSRTヘルキャットには「赤」と「黒」いキーが付属し、黒いキーでエンジンをスタートさせると500馬力に出力が制限され、赤いキーでスタートさせるとフルパワーが出る、という変わった演出が施されているようです。
BMW M2とシボレー・カマロSSとの(公道での)加速競争。
シボレー・カマロSSは6.2リッターV8エンジンを搭載し、455馬力、0-100キロ加速は4秒となっています。
一方でBMW M2は3リッターV6ターボ、0-100キロ加速は4.1秒。
動画では合図で加速に移っていますが、時速200キロまでくらいだとBMW M2のほうがリード。
そこから先はさすがにパワーに勝るカマロSSが抜き去ってゆくようです。
ただし馬力だけでは測れないのが加速タイムで、エンジンが発生した馬力をいかに駆動力に変換できるかが加速の優劣を分けることになり、その優劣はトラクションやその制御、重量配分、もちろん車重などによって大きく左右されます。
たとえばアストンマーティンDB11はV12ツインターボ600馬力、重量1770キロで0-100キロ加速3.9秒。
ポルシェ911ターボはフラット6ツインターボ540馬力、重量1595キロで0-100キロ加速3.0秒。
両者ともパワーウエイトレシオは2.95と同じですが、0-100キロ加速では1秒近い差があります。
これは911ターボが4WDということもありますが、レイアウト上の理由で主な駆動輪である後輪に荷重が乗っていることや、可変エンジンマウントなどのデバイスによって「パワーを抜けさせない」制御を行っていることに起因しており、エンジンを大きく出来ず不利な戦いを強いられてきたポルシェが身につけた「勝ち残るための術」でもありますね。
シボレー・カマロZL1とコルベットZO6のどちらが加速性能に優れるか?という動画をヘネシー・パフォーマンスが公開。
なお両者は完全に同じエンジン(6.2リッターV8、スーパーチャージャー付きで650馬力発生)を持っています。
メーカー公称値ではシボレー・カマロZL1の0-100キロ加速は3.5秒、コルベットZO6は2.95秒。
エンジンは同じで両方共FRというレイアウトを採用するのに、なぜここまで差があるのか?とヘネシーは考えたようですね。
大きく異なるのは重量で、静止時のスタートだとその重量のためにカマロはコルベットに遅れをとるようですが、2速からのローリングスタートでは両者は非常に近い加速を見せています。
ただし「重量」は加速性能のほかコーナリング性能やブレーキングにおいても大きく差を見せることになり、ニュルブルクリンクのタイムだとコルベットZO6が7分8秒(歴代5位)で走るのに対し(これはケーニグセグCCXやシェルビーGT350よりも速い)、カマロZL1は7分29秒(歴代33位、それでもかなり速い)。
415馬力のマスタングと365馬力のBMW M2がレース→M2がブッチギリで勝利
5リッターV8搭載のフォード・マスタングと3リッター6気筒ターボのBMW M2がドラッグレースで勝負。
マスタングは6MT、M2はツインクラッチという差はあるものの、結果はまさにM2のブッチギリ。
重量はマスタングが1720キロ、M2が1570キロという差はありますが、パワーウエイトレシオだとマスタングは4.14、M2は4.3とマスタングのほうが有利。
にもかかわらずマスタングは最初から最後までM2に歯がたたない状態ですが、それだけM2のトラクションコントロールが優れているのだと思います。
ランボルギーニ・ウラカンLP610-4とチューンしたシボレー・カマロとのドラッグレース。
カマロのチューン内容は不明ですが、610馬力+4WDのウラカンとけっこういい勝負。
結果としてはウラカン10.99秒、カマロ11.27秒とウラカンの勝利ではありますが、チューン費用がいかにかかったといえども価格ほどの差は開いていないと思われ、カマロはかなりコストパフォーマンスの良い車と言えますね。
どちらが上?価格の倍ほど開きのあるBMW M4とカマロSSとを比較する動画
シボレー・カマロSSとBMW M4との比較を行った動画がHead2Headより登場。
北米での価格はカマロSSが4万6000ドル、M4が8万1000ドル、とM4のほうがほぼ倍。
出力だとM4は452馬力、カマロSSは455馬力となっており、価格出力比ではカマロSSのほうが圧倒的に上。
動画では様々な状況で両者を比較し論じていますが、ドラッグレースだとカマロSSがM4を引き離すなどポテンシャルの高さを見せつけていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=D87tO7VUs2I