| 限定販売台数は5台のみ |
パガーニ・ウアイラ「ドラゴン」のプロトタイプがサーキットを走行中。
ウアイラ・ドラゴンはウアイラのハードコアモデル「BC」をさらに過激に仕立て上げたモデルということになりますが、パガーニは現在生産している「ウアイラ・ロードスター」の予定生産台数を消化後に、このウアイラ・ドラゴンを5台のみ製造すると公表しています。
生産枠の5台はすでに「オーナー確定」?
なお、この「ドラゴン」については、最初の一台がロシアのチューナー、「トップカー」に納車されると言われており、となると「残る枠は4台」。
ただし、これまでの経緯から見るに、すでにこの4台の生産枠もすべて埋まっていると見るのが妥当かと思われます。
今回走行しているプロトタイプを見ると、突き出たフロントリップ、大きなルーフ状のシュノーケル、やはり巨大なリアディフューザーが目を引きますが、これでも「ウアイラ・ドラゴン」は公道走行が可能だと言われます。
エンジンはウアイラ、ウアイラBC同様にメルセデスAMGから供給を受けるV12ツインターボで、しかしその出力はウアイラBCの745馬力を大きく超える見込み。
トランスミッションについては7速シーケンシャル(ウアイラBCと同じ)を採用の予定だと報じられていますね。
なお、パガーニのクルマは徹底したクラフトマンシップによって作られ、芸術品と言えるレベルのつくりを持つことで知られますが、一方でサーキットのラップタイムは非公開。
よってパガーニもそのパフォーマンスを示して欲しいという要望もあるようで、パガーニはこの「ウアイラ・ドラゴン」によってなんらかのアタックを行うのでは、と見る向きもあるようです。
ルイス・ハミルトンは自身の名を冠した「ゾンダ760LH」を所有していますが、そのハンドリングには満足していないとも語っていて、パガーニとしてはその汚名もそそぎたいところかもしれません。
ちなみに、一時期盛り上がった「ル・マンのハイパーカークラス」について、最近はあまりその話題が出ないものの、ここでパガーニやケーニグセグ、SSC、ヘネシーといった新興勢力、そしてフェラーリやマクラーレン、アストンマーティン、メルセデス・ベンツ等の「実績のあるメーカー」との対決を見たいと思うのはぼくだけではないはず。
VIA:19Bozzy92