| 限定台数わずか5台、おそらくは今後もこのゾンダ・レボルチオンは価値を失うことはない |
生産終了にもかかわらず、いまだゾンダの人気は非常に高い
さて、BHオークションにてパガーニ・ゾンダ・レボルチオンが登場予定。
ゾンダは公式だと10年前に生産が終了しているものの、その「自然吸気」エンジン搭載ということに加え、あまりにスパルタンな乗り味の人気が高く、生産終了後にも顧客の求めに応じて少量ながら製造が継続されています(ただ、少し前にパガーニはもうゾンダの新規生産は行わないとコメント)。
パガーニ・ゾンダ・レボルチオンはこんなクルマ
パガーニ・ゾンダ・レボルチオンは2013年に発売された5台のみの限定モデルで、公道走行が不可能なサーキット走行専用モデル(例によって英国ランザンテがこれを公道仕様へとコンバート可能)。
新車時の価格は約2億8000万円だと言われています。
ゾンダ・レボルチオンはゾンダRの上を行く超スパルタンモデルでもあり、パガーニ自身の開発による、チタンを織り込んだカーボン製のモノコックシャシーに800馬力を発生する6リッターV12エンジンを搭載。
6速シーケンシャル・トランスミッションを介して後輪を駆動し、ニュルブルクリンクを6分30秒で周回すると言われていますね。
公道走行を考慮していないため、法規にとらわれない過激なエアロパーツを持ち、ダウンフォースが最大化されていますが、直線走行や加速時などダウンフォースがさほど必要でない場面のためにF1同様のDRSを備えます。
リアセクションもロードバージョンのゾンダとは大きく異なり、ボディと一体化した大きなリアウイング、そして後ろに突き出たディフューザーが特徴的。
なお、5台が製造されたうち、ブルーカーボンを持つのはこの1台のみだと言われ、よってこの個体はさらなる希少価値を持っていると考えられます。
ブレーキキャリパーはブルー、そしてボディサイドにもブルーのライン。
パガーニ・ゾンダ・レボルチオンのインテリアはこうなっている
こちらはパガーニ・ゾンダ・レボルチオンのインテリア。
サイドシルの「PAGANI」文字のバックもブルーですね。
タコメーターはステアリングホイールのセンターに内蔵。
センターコンソールは非常にシンプル。
エアコン吹出口にもブルーのアクセントが見られます。
シートはブルーのレザーにブルーのアルカンターラ。
サーキット走行専用なのでもちろんハーネス付き、そしてシートのシェルはカーボン製。
室内にはロールケージが張り巡らされます。
今回BHオークションからは予想落札価格が出されていませんが、おそらく「5億円は軽く超える」と見られているようですね。
パガーニ ・ゾンダ・レボルチオンのサウンドを聴くことができる動画はこちら
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