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30台限定、希少なパガーニ・ウアイラRが競売に。新車価格は4.1億円、しかし落札予想は4.3億〜5億と低調、やはりハイパーカー市場は飽和しつつあるのか

30台限定、希少なパガーニ・ウアイラRが競売に。新車価格は4.1億円、しかし落札予想は4.3億〜5億と低調、やはりハイパーカー市場は飽和しつつあるのか

| すでにアストンマーティン、マクラーレンのいくつかのハイパーカーは「新車価格を下回りつつ」ある |

逆に「強い」のはフェラーリ、そしてブガッティ、ランボルギーニである

さて、パガーニが誇る究極のサーキットウエポン「ウアイラR」が2025年2月4日から5日にかけRMサザビーズが主催するパリオークションへと出品されることに。

この個体はシャシーナンバー「5」、予想落札価格は290万ドル(現在の為替レートにて約4億3600万円)から330万ドル(約5億円)に達するというエスティメイトが出されています。

このウアイラRは30台のみが限定にて生産されたサーキット走行専用車ですが、850馬力を発生させる6リッターV12エンジン(通常のウアイラとは異なる自然吸気)を搭載しており、このエンジンは開発に2年を要した「新開発」。

これにやはり新開発の6速シーケンシャル・トランスミッションを組み合わせていて、専用設計のシャシーとあわせて車体重量が1,050kgに収まっています。

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今回出品されるパガーニ・ウアイラRはこんな仕様を持っている

今回出品されるウアイラR”シャシーナンバー5”はエクスポーズド・カーボンファイバー製の外装に、ブロンゾ・キアロ、ビアンコ・ファブリアーノ、ロッソ・ドバイのストライプをあしらった特別仕様。

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また、ブロンゾ・キアロにて仕上げられた鍛造19インチアルミホイールや、オリンポス・ブロンズのブレーキキャリパーも装備され、サーキット走行専用車といえども上品な仕上がりを持つようですね。

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見るからに「効きそう」なエアロパッケージを持ち、実際に時速320km時で1,000kgという強烈なダウンフォースを発生させます。

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今回出品されるパガーニ・ウアイラRはこんなインテリアを持っている

そしてインテリアに目を移すとマットカーボンファイバーとダークグレーのアルカンターラを中心として構成され、マットブラックのアノダイズド(アルマイト)加工が施されたアルミ製パーツ、さらにはヘッドレストに入る「Huayra R」のロゴなどが目を引く部分。

なお、これらの内装カスタマイズだけで約32万7,000ドル(約5100万円)のコストが掛かっているのだそう。

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参考までに、ウアイラRの新車価格は260万ユーロ(約4億1300万円)なので、今回の「約4億3600万円から約5億円」という予想落札価格はちょっと意外であり、もしかすると(オプション込みの)購入価格を下回る可能性も出てきます。

ただ、ここ最近では「新車価格を超えることができない」限定ハイパーカーも登場しており、やはり市場に出回るハイパーカーの数が多くなりすぎ「飽和」しているのかもしれません。

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希少なハイパーカー「アストンマーティン・ヴァルキリー」が競売に登場するも新車価格以下しか値がつかず。やはりハイパーカーの価格は「高くなりすぎ」、ハイパーカー離れが発生か
希少なハイパーカー「アストンマーティン・ヴァルキリー」が競売に登場するも新車価格以下しか値がつかず。やはりハイパーカーの価格は「高くなりすぎ」、ハイパーカー離れが発生か

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参照:RM Sotheby’s

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