ボルトやナットひとつに至るまでレストア。初代NSXが内外装、機能とも最新に
初代ホンダ(北米なので実際はアキュラ)NSXがラスベガスで開催されるオークションに登場予定。
ただしこのNSXは「通常ではない」個体で、なぜかオーディオメーカーの「クラリオン」がカスタムしたもの。
年式は「1991」、クラリオンがカスタムついで(?)にすべてを分解してレストアを行った逸品となっています(初代NSXのレストア済みは珍しい)。
エンジンはスーパーチャージャー装着、足回りやブレーキも強化済み
なお、クラリオンはこの1991年式ホンダNSX、そして1974年製BMW2002を同様にカスタム&レストア。
こちらのBMW2002のほうは昨年にオークションへ出品され1500万円ほどで落札されています。
エンジンは2004年式のNSXのからスワップした3.2リッター(1991年式は3リッター)、しかし「スーパーチャージャー」装備。
北米では数量限定にてスーパーチャージャーを装着したNSXが正規販売されていますが、そのエンジンなのかもしれませんね。
なお出力は344馬力(もとが280馬力なのでけっこう控えめ)となり、これによって0-100キロ加速は4.5秒、と現代のスポーツカーとしても遜色のないレベルに。
エアクリーナーボックスはハンドメイドのカーボン製、エキゾーストシステムはAEM製(もちろんカスタムメイド)。
トランスミッションは6速マニュアル、サスペンションはKWによる三段階調整式へ変更されており、ブレーキはStopTech、ホイールはチタンカラー(ブロンズ)のボルク製、タイヤはミシュラン・パイロットスポーツだとアナウンスされています。
派手なエアリパーツを持たず上品な仕上がりで、まさに極上とも言える仕上がりですね。
クラリオンNSXの内装はこうなっている。現代風にアレンジされた快適空間
なおインテリアも当然レストアされ、クラリオンのトップレンジ、NX807マルチメディアシステムをインストール。
もちろんカーナビゲーションシステムも装備され、FDSデジタルスピーカー、サブウーファーも装着済み。
さらにはレーザー+レーダーセンサーによる360度バードビューカメラも備えるなど、パフォーマンスに劣らず快適性も現代最高水準と言えますね。
内装はブラック+ブラウンレザー、ステッチはブラウン、エンジンスタートはプッシュボタン式に。
ステアリングホイールにはセンターマークも入り、巻かれるレザーはパーフォレイテッド(穴あき)。
あわせて読みたい初代ホンダNSX関連投稿
アイルトン・セナへのトリビュートビデオが公開に。そのドライビングとNSXの走りを美しい映像で
新型ホンダNSXと初代NSX Rとの対決動画。NSX Rは今でも色褪せない魅力を発揮
ホンダNSX(初代)は1500万円の価値がある?ちょっと見てみようという動画
XCARがNSX / NSX-Type R / 後期NSXを動画で比較。レビューを公開