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【競売】米にてホンダ・インテグラ・タイプRが727万円で落札!今仕込んで「25年ルール解禁」まで待てば大金持ちになれる?

2018/10/02

| まさかのまさか。ホンダ・インテグラ・タイプRがポルシェ718ケイマン並の価格に |

アメリカでは現在ネオクラシックな日本車の値上がりが激しいのは既報の通り。
それは映画「ワイルド・スピード」の影響だと言われており、子供の頃に(日本車が多く登場する)ワイルド・スピードの初期作品を見た子どもたちが成長して大人になって、そしてお金を持った現在、記憶に刷り込まれた日本車を購入しているのがその理由だということですね。

そして今回バレット・ジャクソン開催のオークションにて、DC2世代のアキュラ(ホンダ)インテグラ・タイプRが約727万円(63,800ドル)で落札される、という珍事が発生しています。

アメリカでは「丸目4灯」が人気だったのか

このインテグラ・タイプRについて、インテグラとしては「3代目」に相当し、3代目インテグラは初代~二代目にて採用してきたリトラクタブルヘッドライトを捨て、なぜか丸目4灯を採用したモデル(日本では、インテグラ・タイプRの丸目4灯は販売されていない)。

このデザインはアルファロメオGTV(画像)の影響かとも思ったのですが、アルファロメオGTVのほうが登場が遅く(1996年)、インテグラのほうが先に発売されている(1993年)ので、アルファロメオGTVに影響を受けた説はなさそう。

そして1995年にインテグラははマイナーチェンジを受けて丸目4灯を廃止し、横長ヘッドライトを採用することになりますが、これを見ると「丸目4灯は人気がなかったのだろう」ということもわかります。※ホンダの公式コンテンツ「名車図鑑」には横長ヘッドライト採用の、後期モデルインテグラ・ライプRの画像がある

ちなみに輸出仕様のインテグラでは3代目のモデルライフ通じ、ずっと「丸目4灯」を採用しており、横長ヘッドライトのインテグラが販売されておらず、つまりこの「丸目4灯」フェイスの人気が高かったのかもしれませんね。

そんなわけで今回オークションに登場したアキュラ・インテグラ・タイプRですが、年式は1977、そして1977年にアメリカへと輸入されたインテグラ・タイプRの合計320台のうち37番目に若い車台番号を持っています。

ボディカラーは定番のチャンピオンシップホワイトで、走行距離はわずか1916キロ。
当時はインテグラ・タイプRの価格が上がるなどとは誰も予想すらできず、よって「保管しておこう」という概念すらなかったはずですが、いったいなぜ低走行のまま現在まで生き延びたのかは全くの謎ですね。

ただ、これで「インテグラ・タイプRに高値がついた」という実績ができたことは間違いなく、となると今後インテグラ・タイプRが値上がりするのは間違いなし。

DC2世代のインテグラ・タイプRは1995年登場なので、あと2年、つまり2020年になればアメリカの「25年ルール」対象となり、そうなるとおそらく日本の在庫が根こそぎ持ってゆかれる可能性も。

25年ルールというのは、「アメリカで新車時に販売されなかったクルマは、その後25年アメリカに輸入できない」というもので、日本仕様のインテグラ・タイプRが「ハンドル方向違い」等で形式がアメリカにて販売されていたものと異なり、このルールに縛られているのであれば、1995年以降は自由にアメリカへと輸入できる、ということになるわけですね。

2018年、「25年ルール」でアメリカに輸出可能な車はコイツらだ。「80スープラ」「ランエボⅡ」「S14シルビア」etc.

現在、カーセンサーでインテグラ・ライプR(DC2)の登録状況を見てみると19台のみで、しかし相場は60万円台から。
この中古相場を見る限りでは「アメリカ人が積極的に買い付けている」とは思えず、つまり現在は”25年ルールに縛られている”可能性が大。
よって、今のうちに仕込んでおけば2年後には高値で売れるかもしれませんね。

VIA:Barett Jackson

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