| ホンダS2000を徹底改造したチューナー。クルマの本質を理解した良カスタム |
ホンダS2000に「アキュラTL Type S」の3.2リッターV6エンジンをツインターボ化して搭載したチューナーが登場。
動画を公開したのはケン・ブロック率いるHoonigan(フーニガン)ですが、とにかくスンゴイ仕上がりに。
なお、この改造を行ったのはジェイソン・シュマックさんとそのショップならびに愉快な仲間たち。
エンジンに「アキュラ」製を選んだのはS2000のトランスミッションにドッキングしやすいからだそうですが、それでもドライブトレーンは「ほとんど」を作り直すことに。
出力は500馬力、まだまだイケル
エンジンルームはこんな感じ。
内側までボディカラー同色に美しくペイントされており、ジェイソンさん曰く「完全に左右対称となるようにしたかった」とのこと。
ターボはこんな感じ。
なおパイプ類はチタン製とのことですが、チタンは曲げるのは難しく、こんな感じで「細かくカットして溶接することで角度をつける」ことになります。
なお出力は今のところ500馬力ではあるものの、ターボのキャパ的にはまだまだ余裕があり、今後のパワーアップに期待できそう。
エアインダクションボックスのパネルやビスもチタン製。
相当にお金をかけていることがわかります。
ボンネットは一部カットしてタービンが覗くように。
この角度から見るとエンジンはかなり「奥」に装着され、重量バランスを重視していることが分かりますね。
エアクリーナーボックスは大きなアルミ製のワンオフ品で、こちらも「センター」に位置するためにロールセンターを最適化するのに貢献している、と言えそう。
動画ではボディの「裏面」も紹介していますが、本当によく考えられたカスタムだと思います。
室内はこんな感じでフルロールケージ。
乗り降りするのはそうとうにハードルが高そうです。
センターコンソールは大きく改造されており、シフトノブはS2000の純正風(純正よりもちょっと細長く見える)。
そしてこちらがシャシー裏側。
本来マフラーの太鼓があったところにはクーラント冷却用ボックス(ラジエターと呼ぶべきかどうかは迷う)が。
他の部分を見るに、おそらくは前後重量配分を考慮してここへボックスを設置したのだと思われ、このチューナーは本当にクルマが好きなんだなあ、と思わされる部分。
じゃあマフラーはどこ行ったの?ということになりますが、なんとエキゾーストは両サイド出し!
エンジンを始動して回転数を上げると怒涛のように炎が出ます。
ガレージ内で思いっきりホイールスピン。
撮影クルーも「オーイエー!ナイス!」を連呼しています。
それでは動画を見てみよう
こちらがその「V6ツインターボS2000」を紹介する動画、「Twin Turbo'd and V6 Swapped S2000: Not your average S2K!!」
VIA:TheHoonigans