| こういった仕様が登場するということは、実際に要望が多数あったに違いない |
ホンダがシビック・タイプRのバリエーションを急拡大。
ベースモデルに加えて軽量スパルタンな「シビック・タイプRリミテッド・エディション」を発表したところですが、今回はちょっとマイルドな外観を持つ「シビック・タイプRスポーツライン」を公開しています。
このタイプRスポーツラインにつき、「パフォーマンスはそのままに」リアウイングを小型化し、そしてホイールを19インチに、さらに内装を「ブラック基調に」変更したもの。
なお、今回のシビック・タイプRスポーツライン、タイプRリミテッド・エディションともにちょっと前にニュルブルクリンクにて走行中の姿が目撃されていたプロトタイプの市販バージョンだと考えて良さそうです。
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たしかに「地味」になった
ウイングやホイールの他にも、よく見てみるとスポイラー類の「レッド」ラインがなく、ホイール状のレッドラインもナシ。
ただし見ようによってはむしろ「イカツく」なったようにも感じられますね。
装着されるタイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4S。
これはタイプR(ベースグレード)に装着されるものよりもサイドウォールが柔らかく、より快適なフィーリングを得られるとしています。
たしかに今までのシビック・タイプRは「いざ購入」となっても、その過激なルックスから購入をためらう人もいるかと思われ、そういった人にはまさに「うってつけ」のグレードかもしれませんね。
前後バンパーの基本的な形状は通常のシビック・タイプRと同じ。
ただしシビック・タイプRは今回のフェイスリフト(マイナーチェンジ)によってエアインテークの面積が13%増えてクーリング性能が向上し、ラジエターの改良と相まってサーキット走行時の水温を最大で10度下げる事が可能となっています。
そのほか前後ダウンフォースのバランス変更、リアサスペンションのコントロールアーム(Bアーム)の強度が8%向上している、とアナウンスされています。
こちらはシビック・タイプRスポーツラインのインテリア。
シートではレッドの部分が減ってコントラストが抑えられ、やはりシックな仕上がりとなっています。
ホンダはパフォーマンスアプリ、「LogR」も発表
そして今回の新型シビック・タイプR三兄弟の発表にあわせて登場したのが専用アプリ「LogR」。
これはスマートフォンにインストールした後に車両と連携させて使用するもので、つまるところはデータロガー(テレメトリーシステム)。
ただし面白いのはパワーや加速度、Gなどのパフォーマンスを記録するだけではなく、走行データの再生や採点、「どうすれば速く走れるか」というコーチング機能も内蔵しており、なかなかに面白そうなアプリとなっています。
VIA:Honda