| さすがにツインエンジンのクルマは運転したことがない |
さて、ツインエンジンに改造された初代ホンダ・バラードスポーツCR-Xが中古市場に登場。
今回、動画にてその内容が紹介されていますが、なんとこれは1984年にカー・アンド・ドライバー誌の企画によって製作されたのだそう(実際のカスタムを行ったのはカリフォルニアのレーシングビート)。
いったいどんなクルマなのかを見てみましょう。
エンジンはホンダ・アコードから
ベースとなる初代ホンダCR-Xは1983年から1987年まで販売されており、搭載されるエンジンは1.3リッターもしくは1.5リッター。
ただしこの個体について、エンジンは2基ともアコードから移植されている、とのこと。
こちらは当時のカー・アンド・ドライバー誌だと思われますが、リアのエンジン搭載位置はアクスル(車軸)よりも前にあり、つまりは「リアミッド」。
当然ながらリアシートは取り外されています。
ちなみにフロントには”より大きな”エンジンを収めているために(1.5リッター→1.8リッター)トレッドが拡大され、フェンダーも「ブリスター」に。
こちらはフロントエンジン。
リアエンジンは車体後部(フロントシート後方)のカバーを外すと顔を出します。
こんな感じですね。
後ろから見ると、リアにエンジンが積まれるという魔改造がなされているとは全くわかりませんが、「CR-X”2”」というレター、そして奇妙なバランスのエキゾーストパイプが(標準モデルとの)識別点かと思います。
「ツインエンジン」ホンダCR-Xのインテリアはこうなっている
なお、このツインエンジンCR-Xのインテリアはノーマルと劇的に変わる部分はなく、いくつかの変更にとどまります。
まずはリアシートがなくなり、エンジンコンパートメント化していること。
そしてエンジン二基ぶんのタコメーターがあったり・・・。
油温計や油圧計もエンジン二基分。
トランスミッションはオートマティック。
なお、二基のエンジンは統合して制御されるため、個別に操作を行う必要はない(ひとつのエンジンを操作するのと同じ)ようですね。
「ツインエンジン」ホンダCR-Xの販売価格は2万ドル
なお、この「ツインエンジン」CR-Xは現在2万ドル(日本円で約220万円くらい)で販売中。
総出力は200馬力、そして走行距離は5万マイルにも及ぶそうですが、極端な改造車の割にはよく走っているということになりそうです。
現在のオーナーがこのクルマを入手したのは1996年だそうで、そこからずっと乗っていたものの、数年前に燃料漏れを起こしてからはそのまま保管していたと紹介されています。
ツインエンジンに改装されたCR-Xを紹介する動画はこちら
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参照: Rare Blend