| 次期ホンダ・シビック・タイプRはハイブリッドなし? |
次期ホンダ・シビック・タイプRは「マニュアル・トランスミッションのみ」となるようだ
さて、ハイブリッド化のウワサが絶えない新型(11代目)ホンダ・シビック・タイプR。
今回、新型シビックの概要を紹介する動画が公開され、その中でホンダ北米の広報担当者カール・プーリー氏が「新型シビック・タイプRはマニュアル・トランスミッションのみとなる」ことを認めています。
つまりハイブリッドなし?
なお、この「マニュアル・トランスミッションのみ」というのは非常に重要な情報であり、つまり新型シビック・タイプRは「ハイブリッドなし」ということになりそう。
というのもマニュアル・トランスミッションとハイブリッドは整合性を取ることが難しく、よってハイブリッドを採用するのであればATを用いるのが定石となっているわけですね。
そう考えると、ちょっと前まで「次期シビック・タイプRはハイブリッド+4WDになる」というウワサが大々的に語られていたものの、おそらくこのウワサは実現しないままに終わることになりそうです。
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ホンダはなぜマニュアル・トランスミッションを採用?
そして、ここでちょっと疑問に思うのが「なぜホンダはマニュアル・トランスミッションを採用するのか」。
現在の技術であれば、どう考えてもMTよりもATのほうが速く走ることができるのは間違いなく、仮にサーキットでタイムを出そうとするのであれば、そしてより多くの台数を販売しようとするのであれば、どう考えても(MTをラインアップするにしても)ATを用意すべきなのは間違いのないところです。
しかしながら、あえてここでホンダがマニュアル・トランスミッションを用意する理由は一つしかなく、それは「自分の走るギアは自分で選ぶ」ということ。
シビック・タイプRの開発担当者は以前に「(シフトノブを)ガチャガチャやるのがいいんですよ」と述べていますが、スポーツカーとは単にタイムを追求するためだけの乗りものであるべきではないと考えているのかもしれません。
加えてホンダは「タイプRはあまりに特別な存在」だと捉えており、商業的理由にのためにタイプRを乱発したり、売るためにタイプRの方針を曲げることは”絶対に”しないとも考えているようで、絶対に日和らないのがタイプRという存在なのでしょうね。
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参照:civicxi.com