| ホンダNSX-Rは2019年に5000万円近い価格で落札されたことがある |
今回出品される個体は走行5万キロ超、比較的走行の多い個体だが
さて、初代ホンダNSXはスープラ、S2000、GT-Rとともに「神格化された日本車(JDM)」のひとつですが、今回なんと開始価格4500万円でオークションへと出品されることが判明。
これは英国を拠点とする日本車専門ショップ、トルクGTが投稿したもので、日本での買付けの様子を収めたものだと思われます。
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たしかにタイプRは今後値上がりしそうなクルマではあるが
今回紹介されているNSX RはⅢ型NSXに設定されたハードコアモデルで、タイプRとは名乗らないものの「タイプR」扱い。
最初に(NSXへ)タイプRが設定されたのは(リトラクタブルヘッドライトの)Ⅰ型NSXで、このときは「NSX-R」ではなく「NSX Type R」と命名されていますが、なぜⅢ型では「NSX R」となったのかは不明です。
なお、NSX Rは2001年に登場し、2005年までに143台のみが生産されています(I型NSX Type Rは500台近く生産されている)。
NSX-Rでは、リトラクタブルヘッドライトから固定式ヘッドライトに改められている他、エアロダイナミクス面での改良が大きく、ダウンフォースが強化されていることが特徴(市販車ではじめてマイナスリフトを達成した)。
エンジンは3.2リッターV6(C32B)で、NSX Type-R同様にバランス取りが施されるほか、クロスレシオを持つトランスミッションが与えられ、ボディ剛性やサスペンションの強化に加え、パワーステアリングの廃止、カーボンファイバー製ボディパーツの採用等によって軽量化も実施されています(ベースモデル比でマイナス70キロ。フロントフード、リアスポイラーがカーボン製に)。
なお、2004年にホンダUKはNSX Rを英国に輸入するかどうか検討したことがあるそうですが、結局は輸入されることはなく、結果的にこれが海外におけるNSX Rの価値を上げたことになりそうです。
この個体の走行距離は50,920kmで、比較的「走っている」模様。
なお、NSX Rは2019年に445,377ドルにて落札されたことがありますが(こちらは走行348マイル)、この数年でJDMの相場は大きく上昇しており、今回はいくらで落札されることになるのかちょっとした見ものでもありますね。
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参照:Torque GT