| 初代NSXは「伝説」だ |
新型ホンダNSXと初代NSX-Rとをサーキットでテストした動画が登場。
これまでも新型NSXと初代NSXとを比較対決させた動画はいくつかありますが、「NSX R」を持ち出したのは今回が「初」かと思います。
両方とも貴重な車なのでサイド・バイ・サイドの対決ではありませんが、両者の説明や比較を織り交ぜた、価値の高い動画ですね。
NSX Rは2002年5月の発売で、固定式ヘッドライトが採用された「後期モデル(Ⅲ型)」(前期モデルは”NSX タイプR”)。
スタンダードモデルとの相違点は空力性能の向上と軽量化。
その他にもエンジンのバランスや精度の向上、サスペンションの強化が図られ、スパルタンな仕様となっています。
ニュルブルクリンクのタイムアタックでは7分58秒とさすがに時代を感じさせるものですが(現在だとおそらくは60位くらい)。
ただし車は「タイムが全て」ではなく、スポーツカーは特に「運転して楽しいかどうか」が最も重要ではないかと考えており、その点では現代でも第一級と言って良さそうですね。
動画を見ると、今でもその走行安定性、サウンドは現代のハイパフォーマンスカーに劣らない、という印象を受けますね。
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アイルトン・セナへのトリビュートビデオが公開に。そのドライビングとNSXの走りを美しい映像で
3分半の、アイルトン・セナへのトリビュート動画が公開に。
セナは初代ホンダNSXの開発に関わったとされていますが、クリエイターであるRobbert Alblas氏の手により、セナのドライビングとNSXの走行シーンとを組み合わせた美しい動画に仕上がっています。
なおアイルトン・セナ自身でも3台のNSXを保有していたと言われ、そのうちの二台は最近になりイギリスのディーラー経由で売却(1台あたり1500万円程度と見られる)。
セナは体力的に強くはなかったとされていますが、それを補うために用いたのが「セナ足」と呼ばれる技術で、これは1秒間に6回もアクセルの操作を行うというもの。
今だとコンピューターがスロットルの調整を行ってくれますが当時はこれを人為的に行っていたわけで、まさに脅威というよりほかありません。
なお、1秒間に6回というのは「痙攣」に近く、人間が自分の意思で動かそうと思ってできる範疇を超えている、とのこと。
こちらは伝説の「セナ足」がわかる動画(鈴鹿サーキットでの走行)。