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スバルがVIZIV Futureを発表。VIZIVよりもぐっと現実的に進化

2015/10/29

Autodesk VRED Design 2016 SP3

スバルが「VIZIV Future(ヴィジヴ フューチャー)」コンセプトを公開。
これは以前に公開されていたVIZIVをさらに進化させたものと思われますが、VISIVの未来的なシルエットやドア構造に比べ、バンパーやグリルなどがずっと現実的になっており、市販の可能性も感じさせるものとなっていますね。

VIZIVはクーペのようなスタイリングでやや車高の高い、しかしSUVとまでは行かないルックスでしたが、このVIZIV Futureは明らかにSUVと言って良いでしょうね。
↓こちらがVIZIVコンセプト。シティトランスポーター、という感じです。
スバルによると、「ダイナミック&ソリッド」を表現した、とのこと。

subaru-viziv-concept-geneva

動力源はダウンサイジングターボと次世代ハイブリッドとされ、AWDながらもフロントホイールはエンジン、リアホイールはモーターで駆動。
つまりプロペラシャフトがないということですね(これはレクサスRXと同じ構造であり、ハイブリッドシステムはトヨタから供給を受けるのかも)。
これによって室内の床をフラットにすることが可能になったとのことです。

室内に関しては外観ほど「現実的」ではなく、かなり未来的。
市販にあたっては大きく手直しされることになると考えられますが、できればこのイメージを残してほしいものです。

スバルはエンジンやプラットフォーム、トランスミッションなど車の「基本的」な構造物については革新を求めるというよりも自社の強みを地味に追及する方向を採用しており、一方で「アイサイト」など運転支援については自社で新たな技術を積極的に開発するスタイル。
そのために基本構造についてはやや見劣りするところもありますが、そのぶん(研究開発費が車に大きく乗らないので)コストパフォーマンスが高い、という印象も。

しかしながらこのあたりで大きく何かを変えてほしいという思いもあり(せめてパーキングブレーキは電動に)、まずは内装において先進性を出して他メーカーと差をつけてくれれば、と考えたりします。

ヘッドライト、テールランプはボディパネルやバンパーと複雑に絡み合う形状ですが、これは最近のレクサス、アウディのコンセプトカーなどによく見られるデザイン。
メルセデス・ベンツのカニミラーもそうですし、ベントレー・ベンテイガのフロントランプ(ウインカー?)もこれの亜種と言って良いでしょう。
ランプ類がボディに「埋め込まれている」印象が出て塊感が感じられる手法ですね。

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